誤ったPDCA それでサイクル回りますか。

2010.10.26

経営・マネジメント

誤ったPDCA それでサイクル回りますか。

星野 善宣

あまりに一般的に言われているPDCAサイクル。実際に結果につながるサイクルが、あなたの会社ではできていますか?

企業のコンサルティングをさせて頂いていて、伸びる体質になっている企業とそうでない企業の違いとして、所謂PDCAサイクルが回せているかどうかがあります。

よく耳にするPDCAサイクルですが、実践でのやり方が間違ってしまっている企業は多いです。(大手企業であっても)

どこでPDCAサイクルが回せなくなっているのかというと、多くはC:チェックとA:アクションの考え方に対する甘さにあります。

誤って行われているPDCAとしては、
①計画を立てる
②実行をする
③しばらくたってから、その状況を検証してみて見直す

こんな感じになっていませんか?

例えば、
売上を上げるために、顧客リストを作って飛び込みを行ってみる。しばらく実行してみて、売上数値を検証してみたけれども、あまり変わっていない。そこで、問題点を考えて、他のやり方を検討してみる。

これはPDCAサイクルになっているでしょうか?

なっていませんね。

一見、PDCAをしているように見えますが、これは結果PDCAらしきものをやっているだけです。
サイクルを回すということは計画的、定期的に行い、改善を繰り返すということです。

伸びている会社は、このPDCAサイクルの回転が非常に速いです。

サイクルを早く回すには、計画段階で目標と期間を決め、検証するポイントも前もって決めておかなくてはなりません。検証ポイントを事前に決めてあるからこそ、課題判断ができ、サイクルとしてのアクションを行うことができます。

誤って行われているPDCAでは、サイクルになっていません。これでは継続改善が難しく、スピードも遅くなります。

自社が誤ったPDCAで満足していないか、是非御確認下さい。

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