差別化は、ムズカシクない! 鍵は「徹底」と「組合せ」

2010.09.30

経営・マネジメント

差別化は、ムズカシクない! 鍵は「徹底」と「組合せ」

星野 善宣

成熟市場、ネットが普及した現代、多くの企業が差別化について、考えています。しかし、この「差別化」、難しく考えすぎていませんか。差別化は、突拍子もない変わったことをすることではありません。

差別化に新しいテクノロジー、特別な技術は必要ありません。
新しいテクノロジーを生み出すことができれば、たしかに他には真似できないフィールドでの勝負ができます。その会社でしか手にすることができないテクノロジーで、ニーズが高ければ、市場を独占することもできるかもしれません。けれど実際は、こうした新しいテクノロジー、特別な技術によって差別化しているケースは稀です。

それでは、どうすればいいのか。
鍵は、「徹底」「組合せ」です。

徹底
マクドナルドの何が違うのか?
商品、価格、サービスといろいろありますが、一番は徹底した仕組みではないでしょうか。「品質管理、人材育成、いつも同じ味」1つずつは難しいことをしているわけではありません。全てを徹底して、1つのシステムを作り上げることで差別化につながっています。
コアを決めたら、これでもか!というぐらいコダワル。その結果が違いになります。
まったく新しいことを考えようとするのではなく、突き詰める。簡単ではないですが、できないことではありませんね。

組合せ
新しいテクノロジー、技術でなくとも、既存のものを組合わせることで「新しさ」は生み出せます。多くがインターネットという仕組みと組合わせることで、新しいサービスを生んでいます。そもそも、新しいテクノロジー、複雑そうに感じる技術も、細かく見ていけば既存の技術の組合せです。

私の会社で行っている「差別化≒違い」を構築するステップを御紹介します。
①コアとなるバリュー、コンセプトを決める。
②それを求める顧客を定義する。
③その顧客が求めているニーズを詳細に分析する。
あとは③の顧客ニーズに応えるため、①で決めたバリュー、コンセプトを中心に徹底して商品、サービスを構築していきます。

商品、サービス構築でどれだけ細部まで徹底できるかが、他には真似できない違いを構築できるかにかかわってきます。

難しく悩むのでなく、足元の追求にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。