『親方達のあの顔つき』と相撲人気凋落の因果応報について。

2010.07.29

ライフ・ソーシャル

『親方達のあの顔つき』と相撲人気凋落の因果応報について。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

あの貴乃花が・・・あの北の湖が・・・あの千代の富士が・・・。親方になってしまったお相撲さんの顔は、なぜあんなに変わってしまうのか。 相撲協会の理事となった親方達の顔がメディアで大写しになる度に、相撲の人気は下降線を辿っているような気がする。

強くなりたくて横綱を目指し横綱をはっていた頃の顔には、自分の弱さと闘う覚悟が見えた。
自力で闘う決意が溢れていた。
今日をいちばんにしようという心意気が伝わっていた。

それが、親方になったとたん・・・理事に納まったとたん・・・あの顔になってしまう。
地位を守るの必死。
追い詰められた自分の弱さを恫喝でごまかそうとする。
悪しき政治家と同類の顔になってしまっている。
裸一貫で国技としての相撲を極めてきた男達の晩節がこれでは、相撲の未来は、あまり明るくない。

北の湖の、三重ノ海の、土俵入りは立派だった。その土俵入りの「拍手を打って、両手を広げ、手の平を下に向ける意味」は、「私は武器を持っていません、素手で正々堂々と勝負します」という意味を持つらしい。

武器を持たず正々堂々と素手で取り組む。その決意と覚悟の表れが、現役時代の魅力的な顔になっていたとするのなら・・・親方となった今も、地位や権力を武器とせず国民に正々堂々と対峙し、あの頃の顔を、ぜひ取り戻していただきたい。

品のある強さとは・・・
「与えること」である。
「分けること」である。
「循環させること」である。


※桜井章一「勝負の格言」より抜粋

武器も権力も持たず、素手ひとつで私達に勇気やら元気やらを与えてくれていたお相撲さん達が親方になってまた何を与え続けていくことができるのか?そんな答えの出ない問いに向き合うことができれば野球賭博なんてしている時間は自ずとなくなってくるはずである。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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