満たすべき基準を掲げた上で プロジェクト目標を設定せよ!

画像: ESA_events

2015.07.13

経営・マネジメント

満たすべき基準を掲げた上で プロジェクト目標を設定せよ!

赤秀 有為
エフィジェント株式会社 代表取締役コンサルタント

皆さんは プロジェクト目標を設定する際に気をつけている事はあるだろうか?何かルールやこだわりを持っているだろうか? プロジェクト目標設定について 取り組むべきアプローチを提言する。

こういったフレームワークは、盛り込むべき目標要素を簡単にチェックできて大変有用である。
また基準を持つことで 目標設定作業に能動的に関われる効果もある。基準が無いと、クライアントの思いをただ整理しただけといった受動的な作業になりがちになる。

■基準を掲げてみたが、
プロジェクトの立ち上げフェーズ段階では、不確定要素が多くSMARTフレームワークに落とせないかもしれない。これについては問題無い。基準を掲げた上で 目標設定を行い 結果としてそうなる分には良い。プロジェクトフェーズが進むにつれて 段階的詳細化を実施するという条件付き目標を設定しておけば良い。

また、SMARTフレームワークに則って目標を設定したのだが、プロジェクトメンバ全員にわかりやすく覚えやすいメッセージにすべきという方針に則って あえて設定した目標から抽象化を図った。これについても問題無い。プロジェクトとして「メンバへのメッセージ」を優先した論理があった上での結果であれば良い。そもそもSMARTに落とした内容を目標として全て盛り込む必要も無い。抽象化して 削ぎ落とされてしまったものは プロジェクト計画書のどこかの章に埋め込んでおけば良いのである。

重要な事は、満たすべき基準を掲げた上で 目標設定に取り組む事である。結果として、プロジェクト目標だけではなく、その他のプロジェクト要素定義(スコープや品質やリスク等)にも良い影響をもたらすと考えられる。

(初回2010年4月28日掲載)

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赤秀 有為

エフィジェント株式会社 代表取締役コンサルタント

慶應義塾大学 環境情報学部卒。IBM/サン・マイクロシステムズ/PwCコンサルティング社にて、いずれもコンサルタント職として計10年在籍。 その後、エフィジェント社を創業し、代表コンサルタントとして、システムコンサルティング、システム開発活動に従事。専門システムは、デジタルサイネージ/EC/業務システム。

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