「ありそうでなかったもの」がなかった理由

2010.02.08

営業・マーケティング

「ありそうでなかったもの」がなかった理由

寺西 隆行
(株)Z会

1月中旬に立ち上げたサイト「ダイガクエスト」、話題性の割に、書き込みが増えてきません。 その理由を考えるときに 「ありそうでなかったサイト」 という評判にヒントがある、と感じました。

ソーシャルメディア継続の難しさです。

「見たい、けど参加しない」

という人の多さは…

確か『グランズウェル』にも書かれていたんですけど、「自分でブログを書いている人」に比べ、「ブログを見ているだけの人」(閲覧者)は、日本人って諸外国に比べてとても多いんですってね。
#『グランズウェル』はこちら

だから、ソーシャルメディアを日本で成功させるのは、とても難しい。

話を戻します。

「ありそうでなかったサイト」

なぜか、それは…

「あったけど参加者が少なく、(一般的に認知されるレベルまで)日の目を見ることがなかったサイト(ソーシャルメディア)」

が数多くある証左でもあるんです。

発想としてはそんなに難しくない。
「面白そうだ」とかなりの確率で思ってもらえる。
けれど、継続が難しい、その理由は「参加者」がなかなか増えないから。

ってわけです。

正直、ダイガクエストを立ち上げるときから、このリスクについては少しは把握していました。
だけど、踏み込んだ理由。それは。

「Z会がやるから」

これに尽きます。

教育企業ですからね、インターネットを主戦場におく企業よりも、学生さんにリーチはしやすいんです。
そして、ありがたいことに、「Z会」という企業への信頼は、いろんなブログなどを見ていても本当に高い。

だから、少しずつでも、きっと参加者は増えると思っています。
「こういうサイトを残したい」
と思っている人は、少なくないでしょうから。。。

というか、今回のダイガクエストで成功しなければ、このテの切り口のメディアは多分どうやっても成功しません。
これだけは自信をもっていえます。

その自信を、なんとしてでも継続させるんだ、という、自分自身へのプレッシャーにも変えています。

だから…

「こういうサイトが高校時代にほしかった」
「こういうサイトがあると自分のサークルのアピールになる」
「こういうサイトがあると、今の自分の働き振りを伝えられる!」

と思っている大学生の皆さん!OBOGの皆さん!

今はまだまだアピール力が弱いサイトかもしれませんが、皆さんの書き込みそのものがサイトを強くしていき、そして、先行者利得も得られるサイトになると思います。
僕は必死で書き込んでいますから、拍手数、リスペクト数なんかで目立ってしまって…
http://www.daigaquest.jp/others_page/?id=4

僕が目立つより、「ダイガクエストで(多くの人に)アピールできた!」そんな方が増えるほうが嬉しいですね。
そして、そんなサイトにしたいと思います。

この類のサイトが「ありそうでなかったサイト」と、2、3年後には言われなくなるために。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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