美味いビールとICタグ ~アサヒビールでの活用事例~

2009.11.21

経営・マネジメント

美味いビールとICタグ ~アサヒビールでの活用事例~

三宅 信一郎
株式会社BFCコンサルティング 代表取締役社長

今回は、ビール工場で活用されているRFID現地レポートです。  今回のアサヒビール茨城工場の事例には、「あー、これは上手く使ってるな―! うまいのはビールだけじゃないなー」と感心しました。

◆上智大学経済学部 荒木教授が理事をされている、NPO食品高度化
推進協議会
の主催で、先日アサヒビール茨城工場におけるRFID見学ツ
アーがあり、約40名ほどの参加者とともに参加してきました。

◆アサヒビール茨城工場は、つくばエクスプレス守谷駅から送迎バス
で約10分のところにあり、操業1991年4月、敷地面積約388,000m2
東京ドーム約7個分)という広大な敷地に立つ最新鋭工場です。

◆ここでつくられたビールや各種飲料は、同敷地内にある巨大物流セ
ンターから、東京、千葉、埼玉、神奈川、茨木の関東エリアの消費量
の半分の数が毎日配送されています。

◆入場するとすぐに案内された劇場のような立派なホールで、巨大ス
クリーンに上映されるアサヒビールの会社の理念や環境への取り組み
などのVTRを鑑賞。

◆その後、麦やホップなどの原料展示室、仕込み工程、発酵・熟成工
程、濾過工程、びん詰・缶詰工程などの製造工程を順に見学。 工場
全体の環境・景観が、およそ製造工場ということばが似合わないほど、
緑が豊富で、建物がおしゃれ。

◆さて、その後いよいよRFIDのオペレーションの見学場所である物流
倉庫へ移動。 果たして、この巨大ビール工場で、ICタグをどんな対
象物に付けて、どのようにオペレーションしているのか? ビール缶?
それとも段ボールケース? はたまた? とワクワクしながら所定の
場所に案内されました。

◆案内係の方が、「これです」と言って指差した方向を見ると、そこ
には、緑色をした高さ1m位の複数のボンベがパレットに乗っかって
置かれておりました。 1つのパレットには、30本のボンベが積載さ
れています。

◆ICタグは、電波が比較的長距離まで届きやすいUHF帯ダイポールタイ
プのタグ(大日本印刷製)で、この細長いタグは、ボンベ上部の樹脂
で出来ている黒い取っ手部分の内側に張られていました。

◆そのタグの中のIC部分には、アサヒビール自らが管理して発行する
ユニークなガズボンベ用識別コードが格納されており、その情報を、
マイティカード社製ハンディのバーコード兼用型読み取り機で読み取
ります。

◆では、なぜそもそも、ボンベにRFIDを使おうとしたのか? ボンベ
には一体どんな課題が存在していたのか? という点を中心に現場で
質疑応答が始まりました。

◆元々この取り組みは、NPO食品高度化推進協議会主催のグリーン物
という経済産業省の協力を受けたプロジェクトをベースとしていま
す。 

次のページ年間何と9000本(約1.8億円)も新規購入

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三宅 信一郎

株式会社BFCコンサルティング 代表取締役社長

事業力強化・新規事業開発・創業支援コンサルタント (財)生涯学習開発財団認定コーチ 自動認識基本技術者 (JAISA:(社)日本自動認識システム協会)認定

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