「博多 一風堂」河原成美物語3 何を変え、何を守ってきたのか?

2009.09.18

経営・マネジメント

「博多 一風堂」河原成美物語3 何を変え、何を守ってきたのか?

ITmedia ビジネスオンライン
“ニュースを考える、ビジネスモデルを知る” ITmedia 編集部

人気ラーメン店「博多 一風堂」を展開する河原成美さん。長年にわたって日本のラーメン界をリードしてきた男の経営哲学は「変わらないために変わり続ける」こと。この経営哲学を通じて、一体何を実現してきたのだろうか? [嶋田淑之,Business Media 誠]

そういう意味で、1985年の創業以来、世の中からの高い評価を維持し続けている一風堂を筆頭とする力の源カンパニーの各店舗は、「変えるべきもの」と「守るべきもの」の識別を的確に行い得ているように思える。

 では、両者をどのようにして識別しているのだろうか?

 「う~ん、非常に難しい質問ですね~」。そうおっしゃったまま河原さんはしばし沈黙。そして、おもむろにこう語った。

 「変えるにしても、もちろん、超えてはいけない一線はあります。一風堂には一風堂らしさがありますし。そういう“らしさ”を失わないようにすることは心がけていますが……。う~ん、あまりふだん意識していないことなので、難しいですね」

 新店舗のコンセプトメイキングなどは、最終的に、経営トップの河原さんの判断に委ねられているようであり、そういう意味で、河原さんの頭の中には、必ずしも言語化されてはいない識別基準が存在するのかもしれない、と筆者は感じた。ただ、いずれにしても、一風堂がオープンしてから現在に至るまでの河原さんと力の源カンパニーの歩みは、そうした不変の貫徹と、環境変化に即応した絶えざる革新の断行の歴史だったことは確かだ。

【関連リンク】
「Google なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」
「43の図表でわかる戦略経営」
「ヤマハ発動機の経営革新」

~「博多 一風堂」河原成美物語4 何を変え、何を守ってきたのか? に続く~

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