放送作家が「テレビでアピールする方法」を書いたワケ

2009.09.03

経営・マネジメント

放送作家が「テレビでアピールする方法」を書いたワケ

ITmedia ビジネスオンライン
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街の飲食店や小さな会社が、テレビ番組で放送されて大きな話題に……。著書『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』で、小事業者がテレビに取り上げられるための秘けつを記した野呂エイシロウさん。なぜ彼は、この本を書こうと思ったのだろうか。[郷好文,Business Media 誠]

 「廃業しようと思っていましたが、本を読んでもう一度やってみようと勇気をもらいました」、ある旅館経営者からの手紙である。「S新聞に取り上げられました!」「雑誌に載りました!」「プレスリリースって勝手に送っていいんですね、目からウロコでした」、ほかにも飲食店や小売店などの小事業者から、感謝のメールが続々。

 これは業界仲間から「おい、こんなことまでバラしていいのかよ」と揶揄(やゆ)されたという、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』への反響の一部である。

 この本には「タダでテレビに取り上げてもらい、1億円の宣伝効果」を生む18の技として、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ズームイン!!SUPER」などの放送作家であり、コンサルタントでもある野呂エイシロウさんの“売る体験”が詰まっている。

 「コンサルで『月に50万円ください』と言っても、小さいお店にはムリ。なら、書いちゃおうと思って」と笑う野呂さん。1260円のコンサル本、初刷り8000部はすぐに売り切れ、Amazonレビューも5つ星が並んでいる。

テレビと代理店の間のギャップ
 なぜ放送作家がコンサルタントになり、そして小事業者の福音書を書くようになったのか?

 「テレビ局と広告代理店のギャップを埋めたかったんです」

 約10年前、野呂さんはクルマ番組の制作でアドバイスをした、「新車を1年間、テレビ局に無料で貸し出しませんか」。テレビ局はタダでクルマが使えるし、広告代理店としても複数の番組でクルマが露出する機会が増える。少しの販促費で双方がハッピー。テレビは視聴率が欲しい、代理店は広告を売りたい。このギャップを埋める戦略的なPR手法がコンサルになると気付いた。

 テレビは日々ネタが欲しい、お店は取り上げてもらいたい。だがその橋渡しになるものがない。そこで、テレビ制作の立場や想いを理解して、自分のお店の姿をせつせつとリリースにつづってはどうか。それが本書の18の技の基本にある。

きっかけはDIME
著者の野呂さん、どんな人なのだろうか。

 「『DIME』の広告に応募したんです」

 時はバブル経済まっさかりの1990年頃、野呂さんは愛知工業大学の学生だった。ふと手に取ったトレンド雑誌『DIME』で学生起業集団メルブレインズの募集広告を見つけた。メルブレインズは、三菱電機が作った若者対象のマーケティング機関。応募者は400人もいたが、約10名の合格者の1人となった。

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