世界初、スポーツ用品アウトレットでアスリートを支援

2009.08.02

経営・マネジメント

世界初、スポーツ用品アウトレットでアスリートを支援

山本 亮二郎

 スポーツ用品のアウトレットサイトでトップアスリートの支援ができるbluetag.jpが、ヤフーショッピングにも機能を提供、アスリート支援を本格化(第3回 『ベンチャー企業のビジネスモデル』)。

 経営の仕事をしていると、その日常が、競技スポーツと似ていることに気づかされる。アスリートには長期にわたる壮絶な鍛錬が欠かせないが、経営者も同様、一流と呼びうる頂に立つ資格は限られた者にしか与えられない。成功の継続、成長の連続は奇跡に近い。尊敬する大経営者は企業活動をマラソンに例え、また身近な経営者の多くがマラソンやトライアスロンに夢中になっている。これは偶然ではない筈だ。
 そこで今回は、競技スポーツの支援を事業目的にするブルータグをご紹介したい。社長の今矢さんはアテネオリンピックの際に、国際大会でメダルを獲得するほどの日本選手がアルバイトをしながら競技生活を続けている現実を知った。そして、国や大企業の資金支援を得られなくとも、インターネットを活用すれば個人の消費活動を通じたアスリート支援が可能ではないか、と考えた。それがブルータグの事業の始まりである。
 メジャースポーツにはスポンサーがつきやすいが、マイナースポーツでは個人やチームが傑出した力を持っていたとしても、スポンサーはつきにくく、経済環境は厳しいものになりやすい。ブルータグでは、セパタクロー、カバティ、アルティメット、スケルトン、チェアカーリング、トレイルランニングなど、一般には馴染みが薄いスポーツ、アスリートを支援している。現在85名が「BLUETAGアスリート」に認定され、世界の舞台で活躍している。

 同社のアスリート支援には、主に2つの方法がある。1つ目が、法人スポンサーによる支援。一般的に、知名度の高いアスリートのスポンサーになるためには、数百万円から1億円規模の費用がかかる。一方、同社では月々2万円でアスリートのスポンサーになれる(「法人サポーター」という)。この価格であれば、スポーツを応援するという広告やCSRのメッセージを、企業の大小問わず発信することができる。事実、累計50社の法人サポーターには、一部上場の大企業から社員数名のベンチャーまで名を連ねている。
 2つ目が、個人の消費活動を通じた支援。個人がインターネットを通じてスポーツ用品や健康食品などを購入する際、自分が応援したいアスリートを選択すれば購入金額の5%が支援金としてアスリートに届く仕組みである。1件の金額は小さくとも、それが集まれば巨大になるというインターネットの特性が如何なく発揮される。実際、この仕組みは高く評価され、新規の口座開設が非常に難しいといわれる大手スポーツメーカーのほとんどが、商品を供給してくれるようになった。

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