アメデオ・モディリアー二の肖像画を通して、人の本質を見抜くために必要な観点を考えます。
ついつい分かりやすい刺激に反応して相手を判断し、わかった気になってしまいがちですが、表面的な言葉のやり取りや印象で相手を判断し、評価を決めつけてはいけません。そのためには、相手をよく観察し、言動に隠された行動のスタイルや思考のスタイルを発掘し、さらにはそのスタイルの源泉にある動機を突き止めるレベルで相手への理解を深めることが必要です。日々の様々な場面で遭遇する人の言動の背景にある一貫性を明らかにすることこそが、人の本質を見抜くことになります。
相手の肖像画が描けるくらい再現性の高い個性を見抜く力を磨くことは、終わりはありませんが、チャレンジに値する自己鍛錬ではないでしょうか。
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