男の視線は女性のどこに注がれるのか?

2009.01.30

仕事術

男の視線は女性のどこに注がれるのか?

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

先日の記事(09/01/26)、 「できそこないの男たちが美しくなろうとするのはなぜか」 で書きましたが、 人間の場合、メスがオスを選ぶ他の多くの動物たちと違い、 男性が女性を選ぶ立場でした。(いまでも大勢はそうですが!)

おそらくこのためでしょうか、
最新の脳科学研究によれば、男性が好みの女性を選ぶ時、

「視覚」

に関係する脳の特定部位が特に活性化するのだそうです。

ちなみに、女性の場合、好みの男性を選ぶ際、

「言語」と「記憶」

に関係した部位が活性化します。

さて、男性が女性を選ぶ際に

「視覚」

を重視するということについては、
男性の方なら素直に「確かに!」とうなずけるでしょう。

では、男性は、特に女性の「どこ」に
視線を注ぐのでしょうか?

それは基本的には

「腰のくびれ度合い」(ウエストライン)

です。

人によって、

太めが好き、細い方が好き・・・

と体型に対する好みの個人差はあっても、

「腰がくびれているかどうか」

を男性はとても重視するのです。
(意識的にも、無意識的にも)

なぜ腰のくびれを男性が重視するのか?

これは、くびれ度合いが

「妊娠適齢期」

を表わすサインになるからだと考えられています。

女性は成長するにつれ、
女性ホルモンの影響によって、

「ボン(バスト)、キュ(ウエスト)、ボン(ヒップ)」

の体型へと変化していきます。

ただ、中年期以降は女性ホルモンが減少するため、
こうしたメリハリは残念ながら失われていきます。

したがって、最も腰が‘キュッ’となっている年齢が
ちょうど妊娠に適した時期となることから、
自分の遺伝子をデリバリーしたい男性は、
女性の腰のくびれ度合いで最適なタイミングを判断し、
求愛する女性を選ぶというわけです。

長い間、「選ばれる性」であり、したがって
「見られる性」であった女性が、とりわけ

「ウエストライン」

を磨くことに命を懸けてきたのも、
当然の成り行きだったと言えますかね。

ところで、長い間「オス優位」が
続いてきた人間社会において、

「見られる性」

としての女性は、どうしても

「身体的外観」

に関心を集中しがちになります。

この傾向のことを心理学では

「自己対象化」

と呼びます。

これは、別の言い方をすれば、

「自分が第三者からどう見えているか」

を常に考えてしまうということです。

この傾向が行き過ぎると、
しばしば外見を良く見せようとすること
以外の活動への関心を低下させる結果に
つながることがわかっています。

こんな心理学の実験があります。

さまざまな衣料品(厚手のセーターから水着まで)
を試着室で着てもらった後で、難しい数学試験を
受けてもらうというものです。

実験に参加した人たちのうち、
水着を着た人は、男性、女性のどちらも

「自意識過剰状態」(=自己対象化)

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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