「ぎっこんばったん化」する社会

2009.01.05

ライフ・ソーシャル

「ぎっこんばったん化」する社会

村山 昇
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

最近、世の中があっちへ大振れ、こっちへ大振れする 。歴史的にみても、社会がシーソー化するのは悪い予兆。2009年以降の新秩序には、一個一個の人間の意志的楽観主義が必要だと思います。

私が脱サラして独立した動機は、
一人一人の働き手に「働き観」を醸成するお手伝いをしようということです。
働き観を通して、人生観やら社会観を堅固にもてるようになるための
啓育プログラムを実施していく
―――それを今年もひとつひとつやっていこうと思います。

その関連で、今年は春に2冊著書を刊行する予定です。
大手メディアは、世の中の不安をいたずらにあおるだけの情報発信ですが、
私は、個々の読者にしなやかな強さを持てというメッセージで貫きます。

「楽観は意志に属し、悲観は感情に属する」

とは、哲学者アランの有名な言葉(『幸福論』)ですが、
まさに、いまの日本人(というか全世界の人びと)に必要なのが、
意志的な楽観主義、「粘土性の強さ」、「空(くう)の心理構造」だと思うのです。

世の中のぎっこんばったんは、悪い予兆です。
カタストロフを招かぬために、個々の人間が強くなければなりません。

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村山 昇

キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。

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