ビジネス・ブログは、頭の体操?

2008.12.02

営業・マーケティング

ビジネス・ブログは、頭の体操?

原 一真

ビジネス・ブログ繚乱の昨今、「書きたい」あるいは「書けない」とお悩みの方に、簡単な書き方と書くメリットを紹介します。

まず、何をもって「ビジネス・ブログ」と呼ぶか、という
定義は、小論ではやりません。みなさん個人の範疇で
定義いただければ十分だと思います。

ブログは、言うまでもなく個人の意志に則ったメディアですから、
こう書かなければならないというようなルールはありません。
公序良俗に反さなければ、基本的には自由です。

しかし、ビジネス・ブログとなると、読み手に好感をもって
受け止められるほうが望ましいことは言うまでもありませんし、
また、会社のブログとなると、どこかで事業内容との関わりや
人間関係が頭をかすめて、書きにくい場合もあると思います。

どうすれば、ビジネス・ブログをスムーズに書けるようになるのか?

「ステップと視点」いう考え方で、その手法を整理できる
のではないかと、私は考えています。
大別して、4つのステップと4つの視点です。

まず、ステップから紹介すると、
「報告」「感想」「分析」「主張」の4つになります。

「報告」は、まあ、日報、週報、月報と書きなれて(?)いる
でしょうが、事実を時系列にそって書けばOKです。
ただ、ブログとしては、これでは面白みに欠けるので
「報告」に関しての「感想」を加えるわけです。

これをさらに踏み込んでいくいと、「分析」「主張」という
ふうに、文章のレベルが上がっていきます。

「分析」と言うのは、出来事の因果関係を探る作業ですから、
客観的であることが望ましいのですが、自らの経験に基づいた
ものでも構わないと思います。

(無責任に言えば、「独断的」なものほど面白いです。)

「主張」になると、まさに書き手本人の意見です。
これは、某航空幕僚長の論文事件からも明らかなように、
スイッチが入ると勝手に筆が「走って」しまいますから、
(といっても、あの場合、確信犯のようですが。)文中の
ステークホルダーに対する配慮を含め、「暴走」には十分な
注意が必要です。

では、この「報告」「感想」「分析」「主張」という4つの
ステップを利用して、どのような視点で書けば良いか。

最も簡単な視点設定の方法は、「好きか嫌いか」、あるいは
「得意か苦手か」です。

「好きこそものの上手なれ」と言いますが、好きなことに関しては、
他の人よりも多くの情報や経験を持っていますから、自ずと
詳しくなっているはずです。それについて書けば良いのです。

まず、仕事に関連する事柄の中から、あなた自身が好きなことを、
選んで書いてみてください。

次は、「相手が好きなこと」をテーマにする方法です。

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