誤解、雑考

2008.11.21

営業・マーケティング

誤解、雑考

寺西 隆行
(株)Z会 教室事業部特命職

時事通信社発行の「内外教育メールマガジン」を愛読しています。

本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。

※内外教育メールマガジンは
http://www.melma.com/backnumber_127865
からバックナンバーも御覧いただけます。

このメルマガ、教育についての話題を勉強する目的もさることながら、冒頭のコラムが大変ためになりまして購読しています。

今日届いたメルマガでは、帝京大学文学部教授の児島邦宏氏のこんな内容が書かれていました。引用して紹介します。

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◆甘えの中の「自立」
                  
 久しぶりに20人ほどの高校生にインタビューする機会があった。「最近の高校生は?」と、つい力が入ってしまった。

 テレビで見掛ける若い人とは印象が異なり、礼儀正しく、あいさつもしっかりしていて、「違うな。好青年ばかりだな」という印象を強く持った。「高校を出たら、自立したい」という声が、3分の2ほどもあったのには驚いた。

 そう感心しつつも、これは「最初の印象」にすぎないと思い過ごしを反省し始めたのは、インタビューを始めて間もなくだった。こうである。

 「自立というと、一人で生活するということなの?」

 「はい、そうです。親元を離れて、一人で生活します。アパートかマンションの一人暮らしです。料理をつくるのは、嫌いではありませんし……」

 「お金掛かるよ。大丈夫かな。やっていけるの。何か計画あるの?」

 「お金の方は大丈夫です。心配していません。やっていけます」

 「生活力があるんだね。感心だね!」

 「両親ともまだ若いですから。定年までまだまだですから。この不景気も乗り切っていける堅い仕事ですから……」

 「おいおい。それじゃ自立じゃないんじゃないの。それは自立と言わないんじゃないの?」

 「どうしてですか。親元を離れて、自分のことは自分でみんなするんですよ。一人で生活していくんですよ……」

 これ以上、話すのはやめた。彼らの言によると、「自立とは親からの別居」を意味するらしい。社会的(経済的)、心理的な「独立」とは、別次元のものらしい。

 もっと言えば、存分に親に甘え、おねだりし、好き勝手にわがままに一人暮らしをすることが、「自立」らしい。生活科で「自立の基礎」を養い、高校で「社会的自立」を目指してきたというのに。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会 教室事業部特命職

幼児から大学生・若手社会人の教育に携わる(株)Z会にて、教室部門にて様々な開発に奮闘中。前任ではWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。 ※本サイト投稿記事は個人の見解です。

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