プレゼンを科学する
 ~ジョブスに挑戦(1)「Prologue編」

2008.10.25

ライフ・ソーシャル

プレゼンを科学する  ~ジョブスに挑戦(1)「Prologue編」

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

プレゼンのプロローグは多少なりとも緊張するものです。 しかし、ここで聞き手のマインドをグッとつかめるかが、 プレゼンの成否を大きく左右するというのも事実です。 最初にシクじるとなかなか挽回するのは大変なものですよね。 そこで、プロローグの「つかみ」について考えてみましょう。

このキャッチコピーを考えるヒントは、以前ブログで書きましたが、
 ・全く別カテゴリーの用語を使う
   → 「Docomo2.0」:Web2.0の転用
 ・語り手をずらす
   → 「そうだ!京都へ行こう」:顧客の声にずらす
 ・擬人化する
   → 「お口の恋人」:お口を擬人化
 ・Before/Afterで語る
   → 「もっと乗りたくなる、Zoom、Zoom」
 ・五感で表現する、
   → 「血液サラサラ」
 ・色彩で表現する
   → 赤の旅団(?)

<ご参照>http://kayumi.jp/index.php?itemid=20&catid=2

「日本列島改造論」などは、政策を語るのに、
学術的な「論」という言葉を使った好例だと思うのです。

(5)アウトライン

「これから3つの話をします」「それだけです、たった3つです」
2005年、スタンフォード大学卒業式でのJobsのスピーチは、
こんな言葉から始まりました。
そして、「一つ目は、、、」と話は続きます。

これはプレゼンによく使われるテクニックですよね・
まず、聴衆にスピーチの全体構造を理解させる。
そうすることで、聴衆は安定した気持ちで「傾聴」できるわけです。

このプレゼン冒頭のプロローグで、
聞き手のマインドにプラスの影響を与えることがいかに重要か、、、
皆さんは、プロローグをしっかり考えていますか?緻密に設計していますか?

もちろん、Jobsが語るから聴衆は引き込まれるんですよね。
でも、そのJobsでさえ、緻密にプレゼンを設計し、リハーサルを行っているそうで、
一般ピープルの我々は、更なる努力をすべきだと思うのです。(^^)

株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

フォロー フォローして家弓 正彦の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。