『サムライとヤクザ――「男」の来た道』

2008.10.12

ライフ・ソーシャル

『サムライとヤクザ――「男」の来た道』

川渕 健二

氏家幹人『サムライとヤクザ――「男」の来た道』(ちくま新書)を読む。

国語力的に「ほう!」と思った箇所も紹介しておきましょう。

江戸時代の武士の気配り術(というか、無益な争いを避けるための心得)として、以下のようなことがあったそうです。

《(諸大名のお供や奉公人で)混み合う「下乗」から先では、人を除ける際にも注意が必要だ。手の表(掌)で押すと「突」になり、手の裏(甲)で払うと「除る」になる。表と裏では大違い。手のひらで突くと相手を刺激して喧嘩の原因になるが、手の裏でなら少々強く当てても許されるだろう。》(p141~142)

なるほどなるほど、確かにね。

混んだ電車とかで「ちょっとスイマセン」と降りるときも、手のひらで人を押すよりも、手の甲で押すほうが、「スイマセン」感が出ますよね。

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