イマドキの若者は、すごいんだぜ!(後)

2008.08.12

経営・マネジメント

イマドキの若者は、すごいんだぜ!(後)

寺西 隆行
(株)Z会

“イマドキの若者は…” すごいですよ。 若者を信じ、負けないように先人も頑張る。 それが社会の発展につながります。

◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。

http://www.insightnow.jp/article/1861
▲こちらの続きとなります。

大学1年生の「彼」が指摘した「誤用」をしている人が、残念ながら大人社会において、決して少なくないですよね。

加えて、誤用という現象だけならば「しょうがないかな」と思うのです。
気づかせ、修正してあげれば済むことですので。
しかし今、僕自身が感じている大人社会の…そして、誤解を恐れずに申し上げれば、若者よりもずーーっと問題である、大人社会の問題点は、

・誤用をしたままそれを「強い主張」に用いる。
・「強い主張」の中に「誤用」が混じっていて、指摘されても、“改めて直す”、という姿勢が感じられない)。
・自分の都合のいいときにだけ積極的に「誤用」する。

とくに最後が、「タチの悪い」大人がやることで、最近のマスメディア報道に、残念ながら散見される行動です。

僕は元々、環境問題解決行動に携われることを将来の夢とし、そこから環境教育に志向が変わり、最終的に教育そのものに進んだ人間です。
だからこそ、環境問題に対する人々の対応の変遷は、他の人よりも肌で感じている部分が大きいと思います。

そんな僕から見ると、東京が猛暑になる“という事実があった”、石油が高騰している“という現象があった”、それだけですぐ、やれ環境問題だ、やれ温暖化だ、と社会全体が声高になる現象がうかがえます。
だから誤用、というわけでもないですが、真偽確認の慎重性なくして「声高に」なるのは、よろしくないですよね。

しかし、大人社会の問題点はこれだけではないです。
彼が指摘した「誤用」をしているのは、まだマシな方、というのが最大の問題点なのです。

地球温暖化、環境問題がこれだけ騒がれているのに無頓着な人、平気で揚げ足をとる人。
そっちの方がよっぽど問題なのです。
だから誤用している人も、必要以上に「声高に」なってしまう、という現象として表れてしまうのでしょう。

さあ、大人の皆さん。
…と言われても「イマドキの若者は…(ひどい!)」なんて言えますか?

彼の日記は続きます。

===(以下、引用です)===

「責任を取る」
正:当然なすべきつとめをすること、詳:やるべきこと、やらなくてはいけないことをきちんとすること。
誤:押しつけられた面倒をこなすこと

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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