ちょっとアホ!理論

2008.05.30

ライフ・ソーシャル

ちょっとアホ!理論

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

私の師匠(さまざまな面で・・・)であり、 多数の著作で知られる阪本啓一さんは2006年に (株)JOYWOW を設立されています。ユニークな社名ですよね。

「JOYWOW」のビジョンは、

「世界にJOY(楽しさ)とWOW(感動)を広めたい!」

だそうです。

こうしたビジョンを打ち出す背景には、

システムや株価ではなく、人間を中心に据え、
人間のこころと魂の幸せを経営目的としなければ、

「こころの病気と戦争と破壊と不幸の連鎖」

は止まりません。
(同社Webサイトより)

という認識があります。

阪本さんの思想を私なりに解釈するなら、

・儲かるか/儲からないか
・正しいか/正しくないか

という視点も重要ではあるものの、何よりも

・楽しいか/楽しくないか

を経営の判断基準の核にすべきである
ということだと思っています。

私自身、以前から

・その仕事は楽しくやれるか?
 (あるいは、どうしたら楽しくやれるか?)

ということを大切にしてきましたので、
阪本さんの考え方には全面的に共感しています。

さて、「楽しさ」を経営判断の核に置く人たちは、
最近増えているのではないかと思います。

おそらく、人間性を失わせてしまう、
効率性ばかりを追求しすぎる企業経営に対する反動
ではないかと思います。

京都に本社を置く古着屋チェーン、

「ヒューマンフォーラム」

の出路(でみち)雅明氏もまた、最新の経営手法を導入して
経営が安定するどころか、経営が行き詰まった末に、

「どっちみちやるんだったら楽しくやろう!」

と開き直ります。

同時に、

一緒に働くすばらしい仲間が何より大切

ということにも気づき、

「仲間を喜ばせ、ともに楽しみたい!」

という最高の学びを得るのです。

そして、ともに働く仲間たちに対して、
出路氏は、

「新しい希望の光」

を示します。

それは、仕事においての全ての判断基準を

「楽しいか/楽しくないか」

に置くことにするということです。

出路氏は、常識に囚われず、

「楽しい!」「仲間を大切にして生きる」

を実践することを

「ちょっとアホ!」

と呼んでいます。

出路氏自身は、
自分が興した会社が倒産寸前になって、
開き直った瞬間に、

「スーパーサイヤ・アホ!」

へと変身したのだそうです。

現在、ヒューマンフォーラムの経営は、

「ちょっとアホ!」

の精神に則って運営されており、
外部の人間から見ればまさに、

「あいつら、ちょっとアホとちゃう?」

と言われてしまうような制度や仕組みが満載です。

ただ、はっきりしているのは、
お客さんも、社員も、また社長の出路氏も皆、
楽しい毎日を送っており、会社も儲かっていると
いう点です。

同社の経営のひみつ(=ちょっとアホ!理論)を
知りたかったら、以下の出路氏の本を読んで
みてください。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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