BtoBのリードナーチャリングとは?育成の手法とおすすめプロセスなど一問一答

2023.04.22

営業・マーケティング

BtoBのリードナーチャリングとは?育成の手法とおすすめプロセスなど一問一答

荻野 永策
株式会社ALUHA 代表取締役社長

BtoBのリードナーチャリングの基礎について解説します。リードナーチャリングとは何か?何をするのか?どんな施策を行い、どんな手法があるのか?おすすめのやり方・進め方は何か?などを一問一答でわかりやすく解説します。

リアルを活用したリードナーチャリング4つの手法「メリット・デメリット、主なKPI」
手法 概要 KPI例 メリット デメリット
ニュースレター セミナー、ホワイトペーパーなど、レスポンスにつながるネタを配信し、CVを得て、リード育成につなげる レスポンス数 ・大量のリードにアプローチが可能
・メルマガより気持ちが伝わる可能性が高い
・コストがかかる
・時間がかかる
・効果分析しにくい
訪問営業・対面営業 リード育成において、対面に勝る戦術はないため、最も効果的と思われる。リードの課題や近況を聞き出し、そこから商談を作り出すことが可能。 営業案件化数 臨機応変に対応できる ・対面・訪問する理由を継続的に作り出しアポを取ることが困難
・工数が高くつく
・リード育成が属人化する
テレマーケティング(電話営業) 電話でリードの課題や近況を聞き出し、そこからアポイントを獲得し、商談を作り出すことが可能。 APO数 ・大量のリードにアプローチが可能
・タイムリーな情報提供が可能
・比較的容易・手軽に実行可能
・臨機応変に対応できる
・在宅の場合など繋がらないことがある
・しつこいと迷惑がられる
セミナー 継続的にセミナーを実施し、そこで最新技術や事例をPRすることで、製品導入の動機付けを行いリード育成する 申込数 ・地域密着で育成できる
・大量のリードにアプローチ可能
・準備が大変
・ネタが枯渇することがある
・集客に悩むことが多い


リードナーチャリングのおすすめのプロセスはありますか?

BtoBのリードナーチャリングのおすすめのプロセスを1つご紹介します。初めて取り組むときに、比較的、短期間かつ、少ない工数で効果に繋げられる可能性があるプロセスです。メルマガとホワイトペーパーを使ったプロセスになります。

  1. 見込み客リストを整理(わかりやすいのは、売りたい商品を買ってくれそうな人をリストアップ)
  2. 整理した見込み客リストのリードが解決したい課題を営業部門などと協議し明確化(アンケート調査などを行う余力があれば事前にやっておくとより確実)
  3. リードが解決したい課題を解決する方法をホワイトペーパーにまとめる
  4. 整理した見込み客リストにメルマガを配信しホワイトペーパーのCVを獲得

育成したい見込み客リストをしっかり整備し、その対象者が抱えていそうな課題を分析して、その上で、課題に合わせたホワイトペーパーを作成します。そして作成したホワイトペーパーを活用してリードナーチャリングに繋げていくという流れです。比較的進めやすいリードナーチャリングプロセスで、多くのBtoB企業でも取り組まれています。

次のページリードナーチャリングの戦略・計画立案の方法は?

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荻野 永策

株式会社ALUHA 代表取締役社長

BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意

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