【インサイトナウ編集長対談】すべての業務にマーケティング要素は必要、1歩踏み出すためにも学んでほしい。

2022.01.11

経営・マネジメント

【インサイトナウ編集長対談】すべての業務にマーケティング要素は必要、1歩踏み出すためにも学んでほしい。

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

コールセンターから代理店勤務を経て独立後、「マーケティングの全体像」の重要さに気づき、独自のアプローチでマーケティングを体系化。コロナ禍の厳しさも乗り越え、コンサルタントとして活躍する金森努さんに、ビジネスパーソンとして成長するためのマーケティングの必要性をうかがいました。 (聞き手:猪口真)

猪口 金森さんご自身がこの分野を勉強し直したいとか、今ここに力を入れているというようなことはありますか。

金森 Webマーケティングのようなバズワードを追いかけるのはあまり好きではないのですが、今はDXが気になっています。DXの正体を知り、それをビジネスに活かすにはどうすればいいのか。DXは大きすぎる概念なので、もう少し分解して考えたいですね。例えばDXマーケティングのように大きすぎる概念同士をくっつけてしまうのはどうかと思いますが、DXと言われる部分のどこをどう使っていくのかを勉強したいですね。

猪口 マーケティングという言葉が生まれたのと同じくらい、DX自体が大きな概念ですよね。DXの本質を説いたコンテンツは皆が欲しがっていると思います。

金森 実は、僕はマーケティング以外の専門領域がもう一つだけあって、それはナレッジマネジメントです。2000年頃、広告会社勤務時代に提案を行うようになったとき、コンサルティング会社やIT関係の会社などが競合となり、これまでのノウハウでは通用しなくなりました。

そこで、「ナレッジマネジメント室を立ち上げて、社員教育体系を見直したい」と役員会に起案しました。きちんと教育をして、広告領域だけでなくマーケティングも勉強させたり、事例共有をしたりもしました。

当時、失敗学の本が出ていました。「成功事例を真似ても成功する確率は保証されないが、同じ轍を踏めば確実に失敗する」というのが、失敗学の基本です。プレゼンで負ける時は、だいたい同じ轍を踏んでいます。

マーケティングというのは売れ続ける仕組み作りです。仕組み化するためにはナレッジ共有も必要です。そういうところまで考えて提案できるようにならないといけません。

猪口 先ほどおっしゃっていた、全社員がマーケティングの知識が持つというのは、まさに高レベルなナレッジ共有であり、成長の糧とも言えそうです。

本日はありがとうございました。


金森努

有限会社 金森マーケティング事務所 取締役
青山学院大学 経済学部 非常勤講師(ベンチャーマーケティング論)
日本消費者行動研究学会 学術会員

Kanamori Marketing Office
http://kmo.air-nifty.com/kanamori_marketing_office...

Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCC9xVKSdgtFPB-BFJL7i8TQ

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