さようなら築地市場……そして、次なる時代に向けて始動した豊洲市場

画像: 上空から見たかつての築地市場

2018.11.16

ライフ・ソーシャル

さようなら築地市場……そして、次なる時代に向けて始動した豊洲市場

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今年(2018年)10月6日、83年の歴史に幕を閉じた東京都中央卸売市場「築地市場」。 営業最終日の市場の様子はニュースなどでも大きく報じられ、多くの人たちから閉場を惜しむ声が聞かれました。筆者自身も、築地市場には取材や買い物などで何度か足を運んだことがあり、昭和レトロの面影を残す場内の雰囲気が懐かしく思い出されます。 そして同月11日、築地から移転した豊洲市場が営業をスタート。昭和・平成の築地ブランドを受け継ぎ、次なる時代の豊洲ブランドを築くべく、市場関係者らのチャレンジがすでに始まっています。そこで今回は、昭和初期から日本の台所を支え続けた築地市場の歩みとともに、新天地で始動した豊洲市場の特徴や、今後の展開について見ていくことにしましょう。

一方で、市場周辺では開場初日から想定外の大渋滞が発生し、施設の使い勝手にも懸念が広がっているようです。周辺道路の渋滞は、荷さばき所や駐車場のルールを周知させることで、数日後にほぼ解消しましたが、使い勝手の問題に関しては現場からさまざまな声が上がっています。たとえば、「作業場が狭くて大きなマグロがさばけない」「大型冷蔵庫を置くスペースがない」「排水溝がすぐに詰まる」「各棟が離れていて買いまわりに時間がかかる」……など。今後はこうした点を一つひとつ検証しながら、いかに施設面の改善・業務効率化を図っていくかが課題となってくるでしょう。

こうして開場から約1ヵ月、まだまだ慣れない部分や課題があるとはいえ、市場の営業は待ったなしの真剣勝負です。試行錯誤の日々が続く中、世界に誇る築地ブランドを継承しつつ、新時代を担う食の中継基地としていかに進化し、独自のブランド価値を構築していくか……。豊洲市場の新たなチャレンジとともに、その実力が試されようとしています。

※参考/ザ・豊洲市場HP、東京都中央卸売市場HP、朝日新聞、日本経済新聞

【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp

【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/

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