他人の時間を奪っている、組織の生産性を上げられない本当に痛い人たち

画像: Ryosuke Hosoi

2018.06.28

組織・人材

他人の時間を奪っている、組織の生産性を上げられない本当に痛い人たち

猪口 真
株式会社パトス 代表取締役

現状を必死で打破しようともがく人が生産性を上げたいと考えても、組織には、本人の意識がないままに、ものすごい力で邪魔をしてしまう痛い人たちがいる。 中でもやっかいなのが、「他人の時間を奪ってしまう人たち」だ。

まだまだある。一見、周囲に迷惑をかけているように見えないのが、まったく動かない人だ。一見人畜無害に見えるが、人の邪魔になっているのがわかっていない。本人のアウトプットがほとんどないので、すでに生産性は引くが、一人が動かないことで、周囲の人の仕事も止めてしまう。要はボトルネックになっている。痛い。

同じことをひたすら話す人もいる。「また始まった」と思っていても、本人は何度も話すので、話はうまくなっていき、話すたびに饒舌になる。本当に迷惑な話だ。こんな無駄なことはない。

また、競争意識が激しすぎて、負けず嫌いが激しすぎる人もやっかいだ。人の足をとにかく引っ張る。必要以上に敵対し、出世意欲がやたら強い。この手の人は普段から政治的な活動ばかりするので、もともと生産性は低い。そのうえに、人の足を引っ張るのだから迷惑以外の何物でもない。

実は自分が一番危ない!?

まったく書き足りないが、こうした痛い人たちはどこの組織にもいる。大切なことは、自分がこうしたことをやっていないかを振り返ることだ。振り返れば、かなりの確率でやってしまっている。

他人に対しては、「本当に迷惑なやつだ」と思っていても、自分の行為には気づかないものだ。特に、部下もたくさんいる、予算もたくさん持っている、成果もあげている、「あなた」は特に要注意だ。

「むやみに人を招集していないか」「決まったことに異を唱え、ひっくり返していないか」「周囲からの提案や依頼を寝かしていないか」「いつも同じ話ばかりをしていないか」「人を蹴落とそうとしていないか」

十分に内省し、他人の時間を奪わないようにしたいものだ。

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