紙の手帳が変わらず人気なわけ

画像: shutterstock

2018.11.19

営業・マーケティング

紙の手帳が変わらず人気なわけ

猪口 真
株式会社パトス 代表取締役

相変わらず手帳が売れているという。 手帳といえば、スケジュールやTODOリストなどを管理するためのものであり、機能面で考えれば、スマホで十分だろう。しかし、手帳を買い求める人は依然として多い。

なぜかデジタル化が進まない手帳の世界

相変わらず手帳が売れているという。

手帳といえば、スケジュールやTODOリストなどを管理するためのものというイメージだが、実際にロフトやハンズの手帳売り場に行くと、実にいろいろな手帳が所せましと並んでいる。

普通に考えれば、仕事のスケジュールはチームや上司、部下と共有する必要があるから、Googleなどのクラウドサービスを使わざるを得ないと思えるし、TODOなどのタスクリストも、スマホで十分な気がするが、手帳を買い求める人は依然として多い。

少し古いデータだが、株式会社マーシュの調査データによれば、仕事のスケジュール管理を紙の手帳で行っている人は、男性で68.5%と、多くのビジネスパーソンが、いまだに手帳を活用している。プライベートの予定の管理においては、女性で86.0%の人が紙の手帳で管理しており、女性は特にプライベートの面で手帳を活用しているようだ。

当たり前だが、プライベートの場合、むしろ共有機能は邪魔であり、手帳の良さが生きる場面だといえる。

驚くのは、50代の半数近くが、連絡先を手帳でも管理しているということ。検索や修正、他への転用など、あらゆる面でデジタルの方が便利にもかかわらず、紙利用が多いといのは、すでにアドレス帳の存在意義がさほどないのだろう。私自身、すでに「住所録」はどこにもない。

また、別の調査でも、スケジュール管理が紙で行われている実態がわかる。2016年のDIMSDRIVEの調査によると、スケジュール管理をしている人の割合として、手帳・カレンダーなどのアナログのみを利用している人が46.3%、スマホ・パソコンなどのデジタルのみを利用している人は18.5%だという。まだまだスケジュール管理は手帳を使うという人のほうが多数派だ。もちろん、この間の併用という人も多いだろうが、総じてデジタル化は進んでいないというのが正直なところだろう。

アナログとデジタルは併用か?

私の周りでも、確かにミーティングなどの場面では、共有された各メンバーのスケジュールを確認しつつ、自分の手帳に、フィックスした予定を書き込むというビジネスのスタイルもよく見る。共有スケジュールにはプライベートの予定は入れづらいから、そこは自分の手帳で確認しながら、最終的な予定を決めていくのだろう。

ただし、このスケジュールの二重管理は、ダブルブッキングや予定忘れを起こしやすい。特に上司がスケジュールを部下にオープンにしている場合は、何人かが同時にスケジュールに入れることは少なくない、また、スケジュールに入れたつもりが片方のスケジュールにしか入れておらず、予定を忘れてしまうこともある。時間管理の基本は一元管理だ。

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