具体的数値でちょこっとハッタリをかます

画像: Patrick Strandberg

2016.05.17

仕事術

具体的数値でちょこっとハッタリをかます

泉本 行志
株式会社アウトブレイン 代表取締役

一般的な考え方としては、細々した数字なんか気にするよりも、大枠、全体像、大きな傾向を捉えるべき、というのはそのとおり。詳細な情報に埋もれてしまうよりも、情報のポイントのみを押さえていることが重要です。

とは言いつつ、対人コミュニケーションの裏テクとして、

細かな数値を覚えておくというのも時に役立ちます。

たとえば、

売上に関連する仕事をしている人であれば、
会議などで、
「先月の地域Bの売上は、4000万だったので・・」と表現する代わりに、
「先月の地域Bのの売上は、4,170万だったので、・・」と発言してみる。

顧客サービスを担当している人であれば、

「先月の商品Dの返品率は、3%でしたので・・」という代わりに、
「先週の商品Dの返品率は、2.7%でしたので・・」とあえて小数点以下の
正確な数値までを口にしてみる。

もちろんこれは、全ての詳細データを丸暗記しておけ、
ということではありません。
自分が携わっている仕事に関係する数値で、
重要なものだけをいくつか選んで覚えておくということです。

すると、
「この人は、かなり深く把握しているな」
「あいつは、相当あの仕事のコミットして取組んでるな」
という印象を与えることができます。

ほんの一部だけの数値を暗記しておくだけでも、
相手は他の部分も同じように深く理解していると、
勝手に勘違いしてくれます。

もしある業務の改善についてのミーティングがあるなら、
事前に論点になりそうな業務関連のデータのいくつかを選んで
暗記しておく。

そして、ドヤ顔でやるのではなく、
あくまでもさりげなく、発言の中に、
具体的な数値データを盛り込めたりできると効果的です。

ハッタリといえばハッタリですが、、
目的は虚栄心を満たすことではなく、
あくまで自分の仕事に対して、周りからの信頼を早く得ることです。
信頼を得て一目置かれることによって、仕事が進みやすくなります。

その目的のための1つのテクニックとして、
ちょこっと数値を暗記しておくという小さな努力が
思いのほか効果を発揮してくれます。


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