思いをカタチにする企業のCOOについて【前編】

2019.07.04

経営・マネジメント

思いをカタチにする企業のCOOについて【前編】

布田 尚大
株式会社drapology CEO

好きなことをこじんまり行うスモールビジネスでもなく、経済的成功を目指して急速なスケールを目指すスタートアップでもない、「思いをカタチにする企業」のCOOはどのような仕事を行なっているのか。自分自身の業務を踏まえて考えます。

 ただ、SNSでの発信や様々な企業・団体とのちょっとしたコラボレーションやイベント登壇を超え、自分の思想を体現し、かつサステナブルに成長を見込める事業を行おうとすると、どうしてもそれを支えるビジネスパートナーが必要になります。しかし、エコノミードリブンなスタートアップであれば資金調達したお金でフルコミットのCOOや従業員を雇いPMFに向けたPDCAを高速で回しまくるアクションができますが、「思いをカタチにする企業」は必ずしも成長市場に属していないので、そういったアクションが取りづらいです。現にINHEELS、REBIRTH PROJECT、illuminateは「いわゆる」スタートアップ的な組織体制ではありません。

 また、スタートアップは一応エコシステムができているためCOOとなる人材の定型的なルートがありますが、(外コン・外銀から起業とか、そこそこの規模のベンチャー退職してジョインとか)「思いをカタチにする企業」はそれと比べると明確なルートがありません。なので、現在の自分のワークスタイルである、それぞれのミッションに強烈に共振しつつ、自分の経済的観点も踏まえ複業もありでバリューを出すタイプのCOOについて、書いてみようと思っています。

COOの仕事とキャリア

上に書いたように代表のビジョン・プランをあらゆる方法を使って現実にしていく責任者なので、定型的な業務はあまりありません。一例をあげると、

  • クライアントへの企画提案のプラニングと資料作成
  • 在庫管理や物流工程の外注のための企業選定と仕様策定と見積もり調整
  • アイテム制作に必要な人と素材探し
  • 制作アイテムや販促施策に関してのクリエイターとの壁打ち
  • 卸先との受発注のやりとり
  • 新規取引先の開拓と調整
  • 融資を受けるための金融機関探し

とかです。バックオフィスからフロントオフィスまで幅広いです。比較的小さいチームでやっているので、今後人が増えてくると組織に関するトピックもがっつり増えそうな感じがします。

 次に、このような業務経験を踏まえた上で、今後どんなキャリアがありそうなのか、書いてみようと思います。自分は現在全ての仕事をやりがいと楽しさをもってやらせてもらっているし、それぞれの企業間で協働できる可能性も感じるので当分この形態を継続しようと思っていますが、COOを目指す人のキャリアプラン構築の一助になればと思います。

◆ 子会社の代表 「思いをカタチにする企業」の特色として、顕在化した/しやすいニーズを対象とせず、なんなら価値観そのものを変えていこうとするので、プロダクトやサービス開発から教育や啓発といった普及活動など、バリューチェーンが長くなる傾向があります。そのため、そのチェーンの中の一部を切り出して会社化し、その代表を務める、というキャリアが割とある気がします。グループ会社全体の方向性はもちろんクリエイターがメインに管掌します。

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布田 尚大

株式会社drapology CEO

株式会社drapology(ドレイポロジー)代表取締役CEO。ミッションは"美意識を核とする強い企業を100社作る"

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