ここ最近、ゆうちょ銀行と全国各地の地方銀行が共同出資して、地方の中小企業を支援する地域活性化ファンドが次々と設立されていることをご存じでしょうか。 これまでゆうちょ銀行を「民業圧迫」と批判してきた地銀側ですが、年々厳しさを増す地域経済を立て直すべく、ゆうちょ銀行の資金力を活用しようと協調路線に転換。共同ファンド設立をきっかけに、地方マネーをめぐって長年反目してきた両者の関係は、互いに探り合いつつもジワジワと軟化しているようです。国営郵貯の時代から続く「ゆうちょ銀行 VS 地方銀行」という対立の構図は、これを機に大きく書き替えられるのでしょうか。
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2009.02.10
2015.01.26