経営者なら知っておきたい資産運用の専門家「IFA」とは?

2017.11.13

経営・マネジメント

経営者なら知っておきたい資産運用の専門家「IFA」とは?

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南青山リーダーズ株式会社

資産形成や資産運用を行うとき、あなたは誰に相談していますか? 欧米ではIFAと呼ばれる独立系ファイナンシャルアドバイザーに相談しながら、長期的な資産運用を行うことが広く浸透しています。 今回お話をうかがったのは、今注目のIFA法人・ファイナンシャルスタンダード株式会社の福田猛代表取締役。日本でも広まりつつあるIFAの活用法から会社としての運用方針まで、聞いてきました。 (聞き手・仙石実・公認会計士、税理士/構成・Tokyo Edit 大住奈保子)

「IFA」とは実務も行う資産運用のアドバイザー

(仙石)欧米では一般的だといわれるIFA(Independent Financial Adviser)ですが、具体的にはどのようなお仕事なのでしょうか。

(福田)IFAとは、簡単に言えば金融商品の仲介業です。たとえば、弊社はインターネット専用の証券会社である楽天証券と業務委託契約を結んでおります。楽天証券には店舗がないため、お客様が直接相談できるアドバイザーもいません。それがビジネス上のネックになることも多かったそうです。

このような場面でIFAをご利用いただくと、商品をお客様に直接ご説明するという“実務”を提供できるのです。IFAは財務局への登録を行っておりますので、信頼度という面でも安心して利用できます。

ファイナンシャルプランナーという職業もありますが、こちらはアドバイスを行うだけで、実務を提供することはできません。その点IFAならアドバイスから売買などの実務までワンストップでサポートでき、効率的でもあると思います。

(仙石)そうなのですね。御社では資産形成のゴール(目的)を設定してから運用を行うとお聞きしましたが、詳しくお聞かせいただけますでしょうか。

(福田)資産運用においてゴールを重視しているのは、運用のプロセスにおいてお客様にご安心いただきたいと考えているからです。もともとは将来予測に基づいた「マーケットベースアプローチ」という手法でお客様へのご提案を行っていたのですが、ある時点からゴールを重視した「ゴールベースアプローチ」に変えました。

マーケットベースアプローチというのは「トランプ政権の発足で今後はこのような動きが予測されるので、こういう資産配分をしたほうがいい」というような、世の中のマーケット動向や将来予測に基づいたご提案のことです。
しかし、将来予測はあくまでも予測ですから、常に当たるわけではありません。これではお客様は安心できないだろうと考えたのです。お客様からの信頼も上がり、会社としての大きな成長にもつながりました。

(仙石)具体的には、ゴールをどのように設定されるのでしょうか。

(福田)長期のゴールと短期のゴールの両方を設定しております。長期のゴールでは、リタイアするまでにどのように資産を形成するのかというのが、ひとつの大きな区切りになります。
短期のゴールでは、手元にある程度の資金があり、その資金を年間にどのくらい増やしていくかというものが代表的です。いずれにしても、数値で具体的にゴールを設定するのが大切です。

次のページ「安心」と「結果」を両立する資産運用の秘訣とは

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