仕事中の喫煙NGで売上高日本一。“バスケ界の革命児”の経営ルール

2017.11.08

経営・マネジメント

仕事中の喫煙NGで売上高日本一。“バスケ界の革命児”の経営ルール

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バスケットボールのB.LEAGUE(Bリーグ)が2年目のシーズンに突入。 経営破綻寸前の弱小チームだった千葉ジェッツ(当時)をわずか5年で再生させ、「売上高」「観客動員数」「成績」で日本一を成し遂げた千葉ジェッツふなばしの社長で、Bリーグの副チェアマンでもある島田慎二氏。 一時は、選手もスタッフも希望が持てず負の連鎖が続き、もがくなかでなんとチームの銀行口座の残高は数百円になったことも。 島田社長の描いた戦略的ストーリーは、打倒!トヨタ”を旗頭にしてスポンサー集めに奔走。ある程度の資金力がつくと魅力的な選手を獲得し、機が熟したところで一気呵成に攻めるということだった。 今回は、島田社長のマネジメント術やバスケットボール界の未来についてタケ小山が聞いた。

島田流マネジメント術

“就業時間中の喫煙はダメ。だらだらするな。毎朝雑巾がけしろ。来客があれば立ち上がって挨拶しろ”など、千葉ジェッツふなばしの運営には細かいルールがいろいろとある。

「ビジネスマンの1日の労働時間の約3割が何かを探していると言われているんです。整理整頓されていないと無駄な時間を費やすことになるので、そこはうるさく言っています」

生産性を上げるにはどうしたら良いかという経営者目線で考えた際、島田社長はまず整理整頓であると考える。その結果、新たな効果も生まれた。

「以前は生きるか死ぬかという状況だったが、たった数年でチームは強くなり、財政も改善された。スタッフ達も一歩間違えると調子に乗ってしまうので、当初の謙虚さを忘れさせないためにも、膝をついて雑巾がけするのは必要だと改めて感じた」と言う。


では、「禁煙令を出したことで社内から反発はありませんでしたか?」とタケ小山。

「タバコを吸う時間を計ったところ1本で約5分。1日10本だとすると50分。1週間で250分となり、年間にすると11日位の休暇になっているんです。ウチの有給休暇が10日だから、吸わない人からすれば不平等だろう」

島田社長はホワイトボードを使って説明したそうだ。最初は不満たらたらだった愛煙家の社員たちも納得した。

「根拠なく頭ごなしにタバコはダメ!と言えば不満もでるが、短い労働時間で生産性を生み出し、結果が出せれば、給料も出す。それに健康にもいいじゃないかと。きちんと伝えれば理解してもらえるんです」


島田社長はスポーツビジネスの悪い方の一面にも言及する。

「バスケットボールが好きでこの世界に飛び込んできている人たちが多いので、長時間労働の上に休みも無くて、しかも薄給というのを良しとしているような風潮がある。

これこそスポーツビジネスがやりがい搾取と言われる温床となっているので、なんとかぶち壊したいと思っているんです」

残業を無くして、且つ日本一強くて観客を呼べるチームにする。そうすれば必然的に給料もアップする。スタッフと一緒にその究極の目標を達成するための改善なのだ。

島田流マネジメント術は細かいルールの中に宿っていた。

“島田塾”とは

Bリーグ各球団の代表が自主的に集まって開催される勉強会『島田塾』。島田社長が千葉ジェッツふなばしで積み上げてきたノウハウを他のチームの代表にも包み隠さず教えてしまうのだそうだ。

敵に塩を送るような勉強会が誕生したのは、各チームの代表達と飲んでいる席で島田社長がブチ切れてしまったことによる。

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