経営のABC

2007.12.20

経営・マネジメント

経営のABC

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

「ABC」と言えば、 ティーンエージャーのころスケベ顔して話した 「下半身系隠語」 に始まり、販売・在庫管理などに用いられる 「ABC分析」 や、心理カウンセリングの世界で知られている 「ABC理論」 など、さまざまありますね・・・

しかし、今回取り上げるのは

「経営のABC」

とも呼べるものです。

すなわち、

A:当たり前のことを
B:馬鹿にせず
C:ちゃんとやる

という原理原則を説いたもの。

これにはバリエーションがあって、

B:馬鹿正直に

とか

B:馬鹿みたいに

とか言うこともありますが、要するに、

「そんなこと言われなくてもわかってるよ」

と言いたくなるようなことを愚直にやる!

この重要性や意義を強調しているわけです。

逆に言えば、経営の現場では、

当たり前のことがちゃんとやれていない

という現実があるということでもありますね。

私は、この「経営のABC」という言葉を
次の本を読みながら改めて思い出していました。

『利益を3倍にするたった5つの方法』
(大久保恒夫著、ビジネス社)
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著者の大久保氏は、イトーヨーカドー出身。
流通業界ではカリスマコンサルタントとして有名な方です。

以前は、「ユニクロ」「無印良品」の
コンサルタントとして両者の成長を支えました。

また、経営危機に陥ったドラッグストア、

「ドラッグイレブン」

の社長に就任して同社の再建に成功。

ドラッグイレブンでは、マイナス15億円から、
就任後2年で実質プラス14億円の利益へとV字回復させました。

現在は、高級スーパー、「成城石井」の社長として
同スーパーの経営改革に取り組んでいます。

成城石井では、経営改革初年度で
前年比2倍から4倍の利益回復を見込んでいるそうです。

このように、大久保氏は確実に成果を出してきた
コンサルタントであり、経営者です。

でも、こんなすごい人が書いたんだから、

「上記の本には、どんなすばらしいことが書いてあるんだろうか?」

と期待すると拍子抜けします。

まさに、基本中の基本、
当たり前のことしか述べられていないからです。

タイトルにもある「5つの方法」の項目名だけご紹介しましょう。

1.経営と指導が一体となってお客様の満足を実現する
2.仕事を通して現場の人を成長させる
3.重要なことに絞り込んですぐやる
4.売れる商品を価格を下げないで売り込む
5.今までのやり方をやめて、構造的に改革する

なるほどなるほど。
まったく異論を挟む余地のないポイントですよね。

しかし、どれもお題目として唱えるのは簡単ですが、
企業のクセというか、企業の文化と呼べるレベルの
継続的な行動習慣にまで定着させるのは至難の業であることを
大久保氏は実体験を通じて痛感しているのです。

大久保氏は次のように述べています。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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