和顔愛語 先意承問

2007.12.20

ライフ・ソーシャル

和顔愛語 先意承問

寺西 隆行
(株)Z会 教室事業部特命職

タイトルは「わげんあいご せんいじょうもん」と読みます。 仏教の『大無量寿経』の中に出てくる言葉で、直訳すると“やわらかい顔で優しい言葉。相手の気持ちを鑑みて問いただせ”となります。

生きていく上で笑顔は大事ですけど、単に笑うだけではなく、相手の気持ちを慮る、そして相手の先にまわり、相手が「気持ち良い」と思えることをする、という社会性を身に付けることもとても大事だとは思いませんか。

そしてそのためには、いろんな価値観に触れ、理解することも求められるはずです。
この言葉に、私が教育で携わる上で常に求めている「誠実で、賢い」人間に成長してほしい、という願いがすべて込められています。

普段見せる僕の姿は、怒りっぽく、人の言うことを聞かない側面もあります(苦笑)。
瞬間的にちょっと怒ったとき、ちょっと人から見ると「腹立たしい」態度を取ったな…と自覚したときなどは、必ず頭の中で振り返る言葉が、この言葉。
にこやかな顔、優しい言葉。そして、「お前は相手の言動の意図を察していたか?」と。

出だしの「和顔愛語」も素敵な言葉ですし、こちらを座右の銘にしていらっしゃる方も数多くいらっしゃるようです。
しかし僕は、後の「先意承問」と言う言葉が加わり初めて、僕の中で一生大事にしたい言葉になっています。
“相手の気持ちを承って問いただせ”
ここにすべて、大事にしなければいけない「人間性」が含まれていると感じるからです。

人の気持ちを察知する能力(社会性・洞察力)
その上で「問いただす」ことができる能力。
「問いただす」ために大事なことが2つあります。

「先に(自分から)与えよう」という姿勢が1つ。
「相手に与えられる」能力を持った自分であることが1つ。

この大事な2点を意識して行動する方が多くなれば、きっと素敵な社会になると思いませんか?

与えられるのを待っている社会、与えられないときに僕の嫌いな3点ワード「ひがみ」「ねたみ」「そしり」に走る人が多い社会は、住み心地悪いと思いませんか?

そして、いくら「与えたい」と思っていても、「与えられるもの」を自ら作ろうとしていかない人は、(どれだけ気持ちがキレイであっても、その気持ちを裏付ける)努力が足りないと思いませんか?

「和顔愛語 先意承問」の精神が子どものうちから身についている成員からなる社会は、どこまでも成長を遂げていくものと思っています。

今日、こんな記事を書こうと思ったキッカケは…

多くの皆さんもご存知だと思う、長崎県佐世保市のスポーツクラブで起きた銃乱射事件。
警察は、亡くなられた倉本さん狙い、犯人は銃口を向けた、と断定したようです。
事件自体も痛ましいことであれば、様々な記事から推測される犯人像も、大変痛ましいものでした。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会 教室事業部特命職

幼児から大学生・若手社会人の教育に携わる(株)Z会にて、教室部門にて様々な開発に奮闘中。前任ではWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。 ※本サイト投稿記事は個人の見解です。

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