多様化する買いモノ

2014.05.29

経営・マネジメント

多様化する買いモノ

野町 直弘
調達購買コンサルタント

サービスの複合化などで買いモノは多様化してきている。ここにはコスト削減やコストの見直し、サービス内容のレベルアップなどのチャンスがあります。

私自身車は10年程前からは車の購入にはリースを活用しています。リースでも
色々なリースの種類があるようですが、基本的にはローンの代わりになるような
所謂ファイナンスリースと車検費用や税金、メンテナンス費用などを含めて契約を行うメンテナンスリースに分かれます。また最近増えているのは残価設定型の
リース契約というもので再販予想価格を基に残価を設定し支払金額を少なくする
という方法をとっているリースになります。
リース会社の手数料や金利などを考えますと総支払金額自体は高くなるものの、頭金が不要で支払が一定にできるというメリットは大きいです。また私の契約しているリース会社の場合には5年リース契約のものの、2年で新車に乗り換えができるというオプションが付いており、この条件は常に新車を乗り換えている方にはメリットとなります。例えば同じ車を同じ支払額で全く追い金なしで2年に一回乗り換えることも可能なのです。(今は制度がなくなりましたがエコカー補助金制度があった時には2年に一度補助金が全額支給されました。)
このようにリースでも様々なサービスが提供され始めることでそれぞれの個人の車の使い方や要望にあった買い方(使い方)が出てきています。

また最近出てきた手法でカーシェアリングというサービスがありますが、これも調べてみますとかなりお手軽な車の使い方で、人によってはとてもメリットがあります。最近は大手の駐車場運営会社が自社が運営している駐車場の一角を利用してカーシェアリング車を置いているのを見かけたことがある方もいらっしゃるでしょう。カーシェアリングは短時間での車の利用が多い方にとってはうってつけです。
会員は1000円程度の月額基本料(キャンペーン等で無料になっている企業もあります)と使用時間に応じた課金となっています。土日の数時間しか車を使わない方や時々車を使いたいという学生などには、任意保険を個別に契約する必要もないため、とてもメリットがあるサービスです。
カーシェアリングというと車種が限定的と考えられがちですが、外車も利用できたり、利用できる場所が近所にないと思われそうですが、急速にサービス利用拠点も増えています。(これはカーシェアリングという仕組み上、レンタカーの様に営業拠点を持つ必要がないという特性にもよります)

従来であれば車は所有するものであったのが車を持つ(使う)だけでも、このように多様なサービスが出てきています。ここで上げた車の事例はあくまでも個人の買いモノのケースですが、先に取上げましたパソコンの事例のように企業の買いモノでも『買いモノの多様化』は確実に起こっています。
このような「多様化する買いモノ」に対してバイヤーはこれまで以上にサービスに
対するアンテナを高くし、自社にとってのメリットを見極め、場合によっては様々な
前提を持ちシミュレーションを行うことでどのような形態の買いモノがより有利なのかを見極める力を持つことが必要となってきます。

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野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

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