「日印の架け橋のためのビジネス成功セミナー(プネ大学)その2

2012.04.04

経営・マネジメント

「日印の架け橋のためのビジネス成功セミナー(プネ大学)その2

林 衛
株式会社アイ・ティ・イノベーション 代表取締役

「どんなビジネスでも人を中心に考える。」 私が大切にしていることの第1番目である。

セミナーでは、講義に先立って、私という人間を知ってもらうことから始めた。通常でも簡単な自己紹介から始まるものだが、加えて、インドでは所謂「外国人である私」の実態を浮き彫りにするために、私は何を大切だと考える人間なのか、また、家族のことや趣味や好きなスポーツなどを紹介した。要は先に自分をさらけ出してみせることだ。
(私の大切にしていること)
これらのことは当たり前のことではあるが、実際に実行しようとするとそう簡単ではない。
・どんなビジネスでも人を中心に考える
・みずからチャレンジし、自分の目で確かめる
・常に変革を生み出す
・世界で通用する実力をつける
・個人ではなくチームで何ごとも行う(ワンチーム)
・教育は、組織にとってとても大切
そして、私の実態だ。
家族        妻(?歳)、長男(27歳)、二男(23歳)
趣味        ゴルフ、ヨット、音楽(JAZZ)、海外旅行
我が国について  日本のことが大好きで、日本のことを誇りに思う
好きな国     英国、アメリカ、インド、中国、タイ、ベトナムなど多数
好きな人     P.ドラッカー、アインシュタイン、本田宗一郎、松下幸之助、岡潔、など
参考:本田宗一郎の言葉、松下幸之助の言葉、アインシュタインの言葉
好きな言葉    真善美妙、イノベーション
私の生活     2011年は、海外に90日滞在(プネには、通算30回以上訪問、年間50回ゴルフ、月に1-2回JAZZクラブ、コンサート、世界のワイン、世界中の料理に興味、モレスキン(愛用のアイデア創出用ノート)毎週の生活リズムとリラックスできる時間を重視

 このように、私自身をさらけ出すことで、「外国人である私」に親しみを感じて話を聞いてくれるようになる。(因みに読者の皆様にも実態がばれてしまった・・・)更にインドの好きな点や好きな食べ物、場所、興味などについて話せば親しみがましてくることは間違いない。
さて、いよいよ講義に入る。
1.グローバルビジネスで大切なこと
私は、若いころからアメリカ、イギリスとは、ビジネス上の付き合いがある。インドとは既に通算7年以上になる。中国とは20年以上の付き合いになるが、本格的にビジネスを立ち上げたのは3年ほど前からである。そのような経験の中から大切なことを3つ上げるとすれば、以下のキーワードになる。
・文化の理解(自国の文化、他国の文化の理解)
・言語(英語、日本語、など)
・世界で通用する専門力、実務力
私は、世界で通用する力のある人が文化的な理解不足からうまくいかない例を数多く見てきた。あるいは、語学は素晴らしいのにビジネスに向かない人もまた多く見てきた。そうやって見ていると、グローバルビジネスで最も大切なことは、文化の理解であり、逆説的だがとりわけ自国の文化の理解(日本人であれば日本文化の理解)である。次に他国の文化を理解し、好きになり尊重できるようになることである。しかも、ただ単に理解しているだけでは足りないのだ。違いを認め心の底から尊重することが必要だ。残念なことだが日本では要職についている人が、海外の文化との「違い」を認めず馬鹿にする(あるいは馬鹿にしたようにしか見えない)場合がしばしばあり、国際的な問題まで発展する。本当に情けないことである。

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林 衛

株式会社アイ・ティ・イノベーション 代表取締役

PMの達人として著名。近年はビジネスアナリシスあるいは「人間力」をキーワードにIT業界の変革に取組んでいる。

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