人工生命体Boidsの基本ルール

2007.11.07

仕事術

人工生命体Boidsの基本ルール

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

空を飛ぶ鳥の群れや、あるいは 水の中の魚の群れとそっくりの動きをする コンピュータ・シミュレーションがあります。

これは、

・セパレーション:分離

というルールに基づく行動として現れることになります。

「群れたい」という「コアージョン」(凝集)と
「離れたい」という「セパレーション」(分離)は、
相反する行動ですが、鳥にしろ、人間にしろ、

くっついたり離れたり
(同調したり、しなかったり)

を繰り返しながら集団生活をしているということでしょう。

そして、この行動のブレは、
当然ながら消費行動にも反映されてきます。

・新商品が出たばかりのころに手を出すのは、
 集団の変わり者だけ。

・でも、買う人が増えてくると、
 「みんな買っているから」というだけで買いだす。

・そうして、多くの人に行き渡ってしまうと、
 みんな同じだと、つまらなく感じてしまって買わなくなる

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

フォロー フォローして松尾 順の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。