日本と中国がひとつのチームを組んでアジアで共通の仕事に取組むということはあまりないのではないか。我々の高いノウハウと中国の基盤の融合はこれからのひとつのモデルに成り得る。ただし、日本が素晴らしい先達であるという条件を維持している必要があることを敢えて付け加えておく。
今回印象的だったこと、感動したことを付記する。
最終日に、バンコク郊外にある大学を訪問した。ホテルから大学まで約一時間の道のりであった。大学は、まさに、数か月前まで洪水で水没している場所にあった。国際学部の責任者が、日本の地震の被害について気遣ってくれた。そのあと、洪水の被害から復興までの話を聴くことができた。校内は、すべて、2メートルほどの浸水の被害に遭い、授業が2か月も遅れている。現在は、復旧しほぼ正常に大学の活動は行われている。しかし復旧の際には、生徒の発案で、キャンパスにきれいにレイアウトされていた枯れた木々や校舎にペイントを施されたのだ。学生が主体的に枯れた木々にオレンジや青など様々な色をつけた。その結果、大学全部が、新しい人工的なデザインになった。その時の様子は、何枚かの写真に取って本部に記念にとして飾ってある。素晴らしいことである。一方、東軟学院も成都にある校舎が、大地震で被災しているが、その際に、大連と広州の校舎に3000名の被災した学生を列車に分乗させて受け入れを行っている。災害は、悲惨なものであるが、人々が、それに対してどのように向き合うかが大切だと思う。
洪水で被災した学校、タイの人々に改めてお見舞いを申し上げたい。
前篇~アジアを一つとしてみる タイの大学訪問記 その1~
http://www.insightnow.jp/article/7002
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
-
会員登録 (無料)
-
ログインはこちら
関連記事
2009.02.10
2015.01.26

林 衛
株式会社アイ・ティ・イノベーション 代表取締役
PMの達人として著名。近年はビジネスアナリシスあるいは「人間力」をキーワードにIT業界の変革に取組んでいる。
