「やりましょう！」という孫さん、ジョブスさんは名上司？

そうなのです。私が忌避するのは組織のモラール（士気）を鼓舞できない経営者なのです。「会社は社員のためにある」なんてお題目はウソ臭くてむしろ大嫌いですが、「大将（社長）をオトコにするためがんばろう！」なんて昭和の任侠映画みたいな雰囲気は大好きです。
そういう大将は得てしてプレゼン下手だったり、利益感覚が乏しかったりで、これまた経営者としては？なことも多いので、難しいんですがね。

中小企業などは社長自らが広告塔として目立つことで仕事を得る、というのは普通なので経営者もそのポジショニングによって「あり方」は変わるということだと思います。
それでも会社は組織で動くもの。組織のダイナミクスが失われるのは損失だと思います。これは組織内ハーモニーを何より優先という意味では全くありません。しかしカリスマには批判無用、絶対服従という土壌は、やはり組織ではないと考えます。
強い企業、コンピテンシーのある企業は「組織」としての強みを持つものだと思っています。