エレベータを扉の正面で待つ人とは仕事をしたくない

2011.10.07

仕事術

エレベータを扉の正面で待つ人とは仕事をしたくない

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

今日は、ちょっとした仕事の進め方に関する話題を。なぜエレベータの待ち方を気にするのでしょうか? 「仕事をしたくない」というのは極端な表現ですが、要は「ちょっと考えればわかるのに」という話です。

たとえば、1Fから上のフロアへ移動しようとエレベータを待っている状況を考えてみてください。扉の正面で待っていると、何が起きるでしょうか? 待っていたエレベータが到着し、扉が開いて……人が降りてくる……すると、扉の正面で待っていたら、降りてくる人の邪魔になりますよね。 特に1Fとなると、そこに降りてくる人がいる可能性は高いでしょう。

ちょっとしたことなのですが、少し先に何がどう変わるかを想像したら、扉の正面から少し外して待つほうが、全体がスムーズに動くことがわかりますよね。

同様のことは、実は仕事のやりとりでもよくあります。

たとえば、打ち合わせの日程調整。先方からいくつかの日程が挙げらて、そのなかから自分の大丈夫な日程を3~4つ返しますよね。

その際にあなたが「この日時とこの日時が大丈夫です」と返すと、先方が「ではこの日でいかがでしょうか」と返し、あなたが「それでいきましょう」と3通のメールが必要になります。

そうではなく、あなたが「第1希望を○月○日の○時、それがダメなら優先度順に○月○日の○時、○月○日の○時の順で」と返せば、先方が「では○月○日○時で」と、2通のメールで最終決定までもっていけます。

また別の例を。編集の仕事をしていると、直し指示をもらったり出したりすることがあります。もともと書かれている文章の意味をよく把握できない場合もあるでしょう。

その際に「ここはどういう意味ですか? よくわかりません」と赤字を入れると、先方から「こういう意味なんですよ」と説明を受け、あなたが「ではこう修正してください」と返す流れになります。

そうではなく、「ここがこういう意味ならOKです。でもこちらの意味ならこう少し違うのでこう変えてください。いずれにせよ意味がわかるように補足を入れておきましょう」と、想定されるパターンごとにあらかじめて対応を示したうえで進めると、流れがスムーズになりますよね。

べつに、業界の慣習や、各案件に特化した状況をちゃんと把握したうえで仕事を進めるべきだと言っているわけではありません。

そうではなく、業界を知らなくても、定石を知らなくても、自分がいま行おうとしている作業をしたあとに、だれがどんな作業をしてどういうゴールに向かうのか、それを少しだけ考えて作業をすることで、仕事全体がスムーズに動きますよね、という話です。

私も原稿を頂いてから時間がかかってしまったり、各所にいろいろとご迷惑をおかけする仕事の仕方をしているので偉そうなことを言える人間じゃないのですが、自戒も兼ねて、仕事に臨む姿勢を考えてみました。みなさんの仕事場ではいかがでしょうか?

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