営業マン成長記

2011.08.08

開発秘話

営業マン成長記

喜田 真弓

「営業のプロになる」。営業職に就いている人の多くは、スペシャリストとして仕事をとらえ、日々努力している。「営業のプロ」になれば、例え扱う商品が何であれ、相手は耳を貸してくれるだろう。アシストの営業マン、近藤は今、「営業のプロ」を目指し修行中だ。

その6 人を変えることはできない、だから・・・

近藤の座右の銘は「人を変えることはできない」。

「自分自身を振り返って、なのですが、基本的に、人は自分で気付かない限りは変わらないと思います。 周りがいくら言っても、本人から湧き出るものがないと変わらない。これはチーム・リーダーになって特に感じるのですが、それなら『どうすればその人の考えを理解できるか?』とか、『どうすれば自分から変わろうと思ってもらえるか?』といったことを考えるようになりました。それで、まず怒ることをやめました。『自分基準』という、おこがましい考えじゃなくて、『そういう考え方もあるんだな』、と捉えるようにしています。 イライラするのは自分の考えを基準にするからで、叱りはしても怒らない、 というのが私の今期のテーマです」

「メンバーに対してだけじゃなく、お客様に対しても同じように、 『お客様に動いていただくためにはどうすれば良いのか?』と考えて行動するようにしています。社内でも、例えば、トップダウンで『営業報告ログを書け』と言われても、『何で書くのか?』という、目的とメリットが腹に落ちないと動かないですよね。会社で新しい製品の取り扱いが始まったら、まず自分なりに咀嚼してそれがどのような役目を果すのか、その意味を考えるのが大事だと思うんです。とにかく腑に落とすことが大切だと思います」

営業マネージャーとしての役割を担うようになってからとくにアグレッシブに活動し始めた近藤に、小林の期待は大きい。
「会社方針から落とし込まれた部門方針を、更にオリジナリティを付加した形で、自チームの活動プランに落とし込んでメンバーと活動をしています。朝メールによるTODOの宣言や、担当顧客のセグメント分けなど、営業の仕事の見える化も非常に積極的。チーム自体が若いメンバー構成なので、近藤チームが元気だと他のチームへの波及効果も期待できるので、とても頼りにしています」と小林。

営業マンとして苦しい時期を経験し、今も日々模索しながら業務にあたる近藤は大学時代は体育会系バスケットボール部で活躍していた。バスケットボール漫画、「スラムダンク」中に出て来た、“負けたことがあるというのが、いつか大きな財産になる”という言葉が好きだという。

「劇中、高校バスケットボール界の絶対王者、山王工業が、主人公が所属している湘北高校バスケットボール部に、激闘の末敗戦し、その試合後、山王工業を率いる堂本監督が選手に掛けた言葉です。入社してから、チャレンジした結果、失敗してしまったことが数え切れないほどあります。でも、今思うと失敗から学んだことも数え切れないほどある。それが自分にとって今、大きな財産となっています」

直近の営業成績は、5期連続で100%を達成。その理由を、「お客様に恵まれていること」、「アシストがニーズにあった製品を揃えていること」と分析する。苦しんだ時期があるからこそ、成功は自分の手柄ではなくなった。営業のプロになるという目標は、人間としての近藤の幅も大きく広げている。

文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp
     03-5276-5850

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。