今日は、自社でセミナーを開催する際に、セミナー情報ページに必ず記載すべき項目を解説します。参加者目線から、ブロガー目線から、意外と抜けている情報があるのです。
よく「なぜそのセミナーを開催するに至ったのか」の背景情報を長々と書いているセミナー告知ページがありますが、その背景説明ってホントに必要なのでしょうか? 参加者は、そんなことよりも「どんなセミナーなのか」「行くといいのか」を知りたいのではないでしょうか。
必須じゃないけど書いておくといい項目
また、上記以外にも、次のような項目を記載したり注意したりすると、より良いでしょう。
・想定参加者レベル(テーマ、ビジネスなど)
参加者がセミナーを「良くなかった」と評価する場合、その理由の多くは、セミナー内容が悪かったことではありません。その人の知識/スキルレベルが、主催者側が想定していたレベルと違っていることが理由の場合がほとんどです。
入門向けに構成したセミナーに上級者が参加したり、専門向けの講座にど素人が参加したりすることは、いずれも、参加者にとっても主催者にとっても不幸せな結果になります。そうしたことを避けるためにも、セミナーを企画する人は、想定している参加者の知識・経験レベルをわかりやすく明示しておきましょう。「このテーマの実務経験がこれぐらい」「こういうことをした経験がある」「こういう用語がわかる・わからない」というように具体的に書いておくと、不幸な「あのセミナーは良くなかった」を減らせるでしょう。
・開催場所の情報は地図+住所文字列で
会場の名前と地図だけを記載してあって、住所は別途会場のWebサイトを見ないとわからない場合がありますが、地図だけでなく住所を文字列で明記しておきましょう。会場への行き方を調べたり、近くまで行ってから場所をスマホの地図で調べたりする場合に、文字列で住所が記載されていれば、すぐにコピペして地図検索できて便利になります。
・過去の参加者の声
既存顧客の生の声は、セミナーの魅力をさらに引き立てます。定期的に開催するセミナーでは、ぜひアンケートに参加者の声を集める欄を設けて、次回以降の集客に役立てましょう。
・飲み物が提供されるかどうか
長丁場のセミナーでは、会場に入る前に飲み物を買っていったほうがいいのかどうか、微妙に悩むものです。主催者からドリンクを提供することが決まっている場合は、その旨を記載しておくと、参加者が自分で買ってきた「お~いお茶」と、主催者が配ったエビアンが2本机の上に並ぶといった不幸な状態を減らせるでしょう。
・セミナーのハッシュタグや講師のTwitterアカウント
このあたりは、ツイッターで情報を流してもらったり、情報をまとめたりするのに必要な情報ですね。ちなみに、短縮URL込みで100字程度に収まる紹介文を用意しておくと、ツイッター上でセミナー情報を流してもらい、さらにコメント付きでRTされても情報が欠落しないので良いですね。
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2015.07.10
2015.07.24
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。