報連相とリーダーシップ

2011.07.21

経営・マネジメント

報連相とリーダーシップ

近藤 紘
Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長

報連相はリーダーシップ力の重要な面です。個人個人の報連相能力を高めるために企業は多大の努力をすべきです。企業文化作りの重要なポイントでもあります。

仕事を請けるほう、頼むほう、すべてその人のリーダーシップ力だと思いませんか。

報連相というのは全方向性のものです。報告や連絡、相談も部下が上司に対して行うものと思っていたら大間違いです。部下に相談という形をとりながら仕事を進めなければ、いざというときに大きな力を発揮できないでしょう。
私はずるいとも言われましたが、大きな難しい仕事をさせるときには、かならず部下に相談し、その重要性を納得してもらってやりました、とすると必要であれば土日にもやってくれる場合もあります。要するに部下に生き生きと情熱を燃やして仕事をしてもらうには研修で習ってきた手先の技術を使ってもやれません。

報連相は家庭内での様子を見れば、一番良く分かります。
「じゃでかける。ところで今日俺たちの結婚記念日だったよな」
「あら覚えていらっしゃたのですか」
(忘れるもんか俺が自殺した日だから)「もちろんだよ。早く帰ってどこか外で食事でも、と思っていたんだけど。役員会の後、二次会があって抜け出せなくなるかもしれないと心配しているんだ」
「早く出世してほしいし、ちゃんとお偉方様たちと付き合ったほうがいいわよ」
「ジャ、そうなったら明日一緒に飯を食うことでいいか」
「いいわよ」

という会話ができるか、それとも連絡もせず、遅く酔っ払って帰ったら、「あなた、今日は何の日だと思ってるの」とわめかれるのとは大きな違いですね。

私事ですが、娘はこの連絡がうまい。心配性の家内も通常は娘が夜中の2時、3時に帰ってきても平気にしている。ラスベガスやカンクンなどへ友達と遊びに行っもあまり心配しない。過剰なほど連絡を取っている。もうどこどこについて、ホテルにいる、明日はどこどこへ行く、だれそれといる、何時ごろグアダラハラに着く。遅く昼飯に帰ってきて一人で食べた後は、必ず紙ナプキンに、「すごくおいしかった、ありがとう。、お母さん大好き」と毎回書置きをする。傍から見ていて、こん畜生。うまくやってるな、と思うくらいである。どこで母親操縦法を覚えたのかは知らないが、報連相の効果です。

報連相は単なる技術でなく信頼性の基礎です。あいつに頼めば必ずやってくれる、難しいことがあったら勝手な判断で処理しないで必ず相談してくる、と信頼されたら、仕事上の評価が上がるのは当然でしょう。あいつは大して実力もないのに要領がいいので出生が早い、とあまりいいうわさをたてられない人を分析してみてください。多くの場合要領がいいというのは、良く思いつき、報連相が十分なされている場合が多いと思います。

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近藤 紘

Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長

メキシコ在住。中小企業コンサルタント、コーチング、リーダー養成などに従事、近くリーダー養成機関並びにリーダーシップ運動普及機関として、世界リーダーズクラブを立ち上げ、日本でも広げる計画。日本民族が、日本経済が真の力を取り戻すためには真のリーダーと日本人の平均人間力、リーダーシップ力を高めることが唯一の道であると確信しています。

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