報連相とリーダーシップ

2011.07.21

経営・マネジメント

報連相とリーダーシップ

近藤 紘
Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長

報連相はリーダーシップ力の重要な面です。個人個人の報連相能力を高めるために企業は多大の努力をすべきです。企業文化作りの重要なポイントでもあります。

「報連相」とリーダーシップ
確か5月のプレジデント誌に、「評価の72%は『報・連・相』で決まる!」と衝撃的な見出しで報連相特集が出ていました。なぜ衝撃的かといいますと、日本でも今は欧米的流で、知識やスキルがその人の価値を決めるような現象が起きているからです。お読みになった方も多いかと思います。
私はメキシコで、社員教育やコンサルタントをするなかで企業文化作り、特に報連相の重要性を強調してきたため、日本でもそうか、とうれしくなると共に、日本のようなかなり集団を大切にする風土があるところでも徹底していないのだなといまさらその難しさを感じています。

20年以上前に報連相のスペイン語としてAviConRep(Aviso連絡、Consulta相談、Reporte報告の3語の略)をAutoRep(自責)という言葉と共に私が経営していた会社やコンサルタントをしている会社などではやらせました。企業文化の基礎と思っています。
日本ではかなり前から報連相研修は盛んですね。それでも大企業を含めてこの文化が徹底している企業は少ないようです。なぜでしょうか。繰り返しますが、報連相もリーダーシップ力、指導力、営業力、コミュニケーション、その他諸々の特に上級管理職に必要な能力が知識やスキルとして扱われる欧米流になっているからではないでしょうか。だから個人的に人間力の点から素質があるもの、自分の人生のなかで少しは地盤ができているもののみが実行し、その他大勢は分かっているけど実行できない、状況だと私は分析しています。
本当の報連相能力を身に着けるには、小さいころから家庭で身につけてきた人以外は、何年も何年もかかるはずです。

「山田君、先週頼んだレポートできてる?」とあなたが、訪ねたとしたら、そのような質問をされた山田君は部下として大きな欠陥を持っていることは明らかですが、同時にその上司であるあなたにも問題があると思われませんか。
「おい、佐藤君、先月の営業報告書を来週までにやっておいてくれないか」というような頼み方をし、佐藤君が「はい分かりました」と返事をしているようなケースがあるようです。
頼むほうも頼むほうですが、当然、佐藤君は「部長、これは役員会用のものですか。それとも毎月作成している数字が中心となった簡単な報告書でいいのですか。来週のいつまでに必要ですか。。。。」と訊き返すべきでしょう。
「来週の火曜日にできたらありがたいな」
「では、一昨日ご指示いただきました、D社用プレゼンテーションの準備は少し遅れて、来週の木曜日になってもいいですか」
「うーん、それも困るな。プレゼンテーションは金曜日だが、何億円の成約につながるものだし、じっくり分析検討したいからな」
当然山田君は指示だけ待ってて、ほかに仕事はないということはありえないだろうし、仕事の優先順位もあるはずです。

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近藤 紘

Clehk Centro Liderazgo y Estrategia SC 社団法人クレックリーダーシップ・戦略センター 社長

メキシコ在住。中小企業コンサルタント、コーチング、リーダー養成などに従事、近くリーダー養成機関並びにリーダーシップ運動普及機関として、世界リーダーズクラブを立ち上げ、日本でも広げる計画。日本民族が、日本経済が真の力を取り戻すためには真のリーダーと日本人の平均人間力、リーダーシップ力を高めることが唯一の道であると確信しています。

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