インターネットで家づくり?住友林業のWEB戦略とは

家を買うことは一生に一度、せいぜい数回程度で、何度も経験できることではない。「家」を買う=建てる、となると、モデルハウスやショールームに出かけて行って、イメージや夢を膨らませることが一般的である。しかし、インターネットの普及に伴い、ホームページで事前に商品情報を仕入れてから出かけることが多くなっている。

インターネットを使って、マイホームづくりの支援ができないか。そんな想いから住友林業のWEB戦略はスタートした。

住友林業(株)住宅事業本部のWEB戦略担当として、「住友林業の家」サイト責任者である営業推進部マネージャー小川隆信に、今までの取り組みや特長を聞いた。

◆インターネットで住宅は買えるの?
国内のインターネットの利用者数は、総務省調査(*)によると平成21年に9,408万人。これは人口の78.0 %にあたり、国民の約8割がインターネットを使っている計算だ。商品やサービスの購入前にインターネットで情報を集めるといった行動は当たり前になっている。
しかしながら、「インターネットで注文住宅を買うか?」というと、現状の答えは否。一生に何回もない高い買い物だからこそ、モデルハウスやショールームに何度も足を運んででも最善を尽くすというのが心情というもので、住友林業ではインターネットだけで注文住宅を販売したことは無い。そうした中、住友林業では、300のベースプランから間取りが選択できて価格が分かる「木達(こだち)」サイトや楽しみながら住友林業の家づくりが分かる「WEB住まい博」、希望の間取りをシミュレーションできる「BF間取りDESIGNER」など、会員制インターネットサービスを利用して、成約に至る人が増加している。今回、理想の住まいを実現する学び場として「家づくりの達人」サイトをオープンし、住宅購入を検討する人にとって、より便利で魅力的なコンテンツを提供する。
(*総務省「平成21年通信利用動向調査」)


住友林業のWEB戦略担当者の素顔
小川は、平成10年に住友林業に入社、最初の配属は当時のグリーン環境室だった。現在の仕事とはかけ離れた海外の植林活動を推進する業務からはじまった。その後、支店総務を経て、平成17年からWEB戦略担当となった。WEB戦略担当というと聞こえはいいかもしれないが、最初は手探りの状態からの出発だった。はじめの3ヶ月でありとあらゆるインターネット関連の本を読み、戦略に取り組んだが、知識と経験不足のために失敗の連続だった。広告代理店に勧められるままに、注文住宅のバナー広告を不動産サイトに出したはいいが、結果が出ない。理由を調査するために広告代理店の担当者と激論を交わしたこともある。今振り返れば笑い話だが、そもそもマンションや分譲住宅と注文住宅とでは、客層が違うので数字が出るわけがなかった。
「このままではマズイ…」そう考えた小川は、社費で講習に通った上に、自費でもセミナーにも参加、絶えず勉強した。人の2倍勉強してやっと一人前、最低限プロと同じ知識をつけられるようにと、努力を重ねた。
失敗を繰り返し、どうすれば良いか考えながら経験を積むことで、得られたこともあった。新しい情報や技術については知識のある人にまず聞き、判断する必要があることに気付いた。それからは慎重かつ確実に、いろいろな人に話を聞くようになった。さまざまな情報を有効に使い、会社にとって必要なWEB戦略とは何か?ということを考えられるようになってきた。また、消費者が何を必要としているか深く考えられるようになった。

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