異業種交流の研究会で、4年連続の全国最優秀賞受賞、その勝因は

2010.12.06

仕事術

異業種交流の研究会で、4年連続の全国最優秀賞受賞、その勝因は

並木 淳子

企業向けソフトウェアの販売サポートを提供する株式会社アシストには「ソリューション研究会」と呼ばれるユーザ会がある。アシストのユーザ企業なら誰でも無料で参加可能な研究会だ。その中心的な活動の「分科会」で、年に一度優れた研究に賞が授与される。4年連続「全国最優秀賞」を受賞したスゴイ人がいる。関西電力株式会社の上田晃穂氏だ。上田氏にユーザ会のような、社外の異業種交流でいかに自己研鑽を行っているかを聞いた

 「自分1人で受賞したものでもないので、特にどうということもないが、あんまり賞を独占しすぎてもアカンと思います」と上田氏は笑う。毎年、他地区(東日本、中日本)からは、「打倒、西日本!」という声が強くなってきており、西日本地区内だけにとどまらず、他地区の分科会も巻き込んで、まさに切磋琢磨の雰囲気が広がっている。

 …実際、4年も連続して受賞した勝因は、何なのだろう。

 その疑問をぶつけてみたところ、上田氏は「うーん」と言って、天井を見つめ、しばらく無言ののち、こう言った。 「ソリューション研究会の分科会は、そのゴールをメンバー自身で決められる。最初に小さな目標にしてしまうと、最後までこじんまりとしかまとまらない。他の分科会は、どうなのかわからないが、自分が入会した分科会は、やるからには良いものを作り出したい、良い成果を自社へ持って帰りたいと、メンバー全員が率先して一番高い目標を設定していた」

 「分科会研究は、ここまでやったら十分だという到達点がなく、時間的、業務的に制約されながらも、自発的に取り組んでいくのだが、分科会を進める中でメンバー全員で目標を具体化し、一年間ずっとそこを目指してきた。それが、結果に繋がったと思う」と上田氏。

 どこに目標を置き、いかにしてメンバー間で協力していくかが、大事なのだ。

 運営を細かく決めない自発的な活動だけに、自由だからこそ考えて動き、力がつくが、何も目的意識をもっていないと、レールがないだけに、ただ周りに流されて終わる可能性もある。

 同じ課題に対し、問題意識を持った様々な会社の人が智恵や経験を出し合って、解決策を一緒に考えようというスタンスは、あまり他に見ない取り組みのため、初めて参加すると戸惑うこともあるが、自発的に動くことが重要な鍵なのだ。そうやって、研鑽と交流を深めるからこそ、社会人としての成長が得られる。

 そうやって困難な「分科会」というプロジェクトを一年間かけてやり遂げ、気持ちを1つにして繋がったメンバーたちとは、分科会が終了した後も、引き続き「仲間」としての温かい交流が続いている。これこそが、この異業種交流会「ソリューション研究会」の一番の醍醐味に違いない。

文責:株式会社アシスト 西日本支社長室 ソリューション研究会 西日本事務局 並木 淳子
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp 03-5276-5850

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