伊藤園「TULLY'Sブランド製品CM大攻勢」への道のり

2010.11.11

営業・マーケティング

伊藤園「TULLY'Sブランド製品CM大攻勢」への道のり

金森 努
有限会社金森マーケティング事務所 取締役

 伊藤園がTULLY'S(タリーズ)コーヒーブランド商品のCMで大攻勢をかける予定のようだ。4月末までに6,000GRP。年間1万GRPとの計画もある。ざっくり言って、半年で1人60回、年間100回はそのCMを見ることになるほどの大攻勢だ。その戦略的な意図、そして、そこにいたるまでの道のりを考えてみよう。

 自販機で売れる商品を展開することは、もう一つ大きな意味がある。
 自販機が飽和する。自然と過当競争が起きる。ましてや長引くデフレの世の中である。昨今、街ナカの自販機を見れば、100円前後の「安売り専用自販機」や、通常の自販機でも10~20円の値引き販売をしているのが目に入る。商品の魅力を高め、価格を維持すること。それも欠かせない戦略なのである。

 これからイヤでもタリーズの缶コーヒーのCMを目にすることになるだろう。しかし、その裏には、CM(広告・Promotion)だけでなく、魅力ある商品(Product)の開発と自販機という販売チャネル(Place)の確保に多額の投資をして、価格(Price)を維持して販売をしようという、マーケティングミックス(4P)がきれいに整合した中・長期的な戦略が描かれていたのである。

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金森 努

有限会社金森マーケティング事務所 取締役

コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。

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