IFRSで激変する利益と日本の平準化した利益

2010.10.12

経営・マネジメント

IFRSで激変する利益と日本の平準化した利益

野口 由美子

IFRSと日本基準では、利益に対する考え方が違うと指摘がされています。IFRSにより日本企業の利益に何が起きるでしょうか。

これらの例によく表れていますが、IFRSでは企業のビジネスがうまくいっているのかということより、株式市場などマーケットの状況で企業の利益は大きくぶれることになります。企業にとってはコントロールが難しい要因で利益が大きく動くことになるので必ずしも望ましいとは言えないかもしれません。しかし、現在財務諸表の利用者(投資家)から求められている情報とはそういう要因もそのまま含んでいる利益なのです。マーケットのリスクにさらされているなら、それをそのまま伝えてほしい、当期にあった事態をそのまま示してほしい、ということなのです。

IFRSにより利益は大きく変わります。実態を反映する会計基準とは何なのか、改めて考えなくてはならないと思います。

野口由美子

株式会社イージフ 
http://aegif.jp/

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。