ボルヴィック「Twitter for 10L」キャンペーン

2010.08.04

営業・マーケティング

ボルヴィック「Twitter for 10L」キャンペーン

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

ついに、Twitter×ソーシャルマーケティングの本格登場です。 イケダハヤトさん(@IHayato)のブログにて知りました。 『ツイッター×コーズマーケティング「1Lfor10L」』 私も以前のエントリーで、ボルヴィックのコーズマーケティングについては書きました。 もう少し詳細をご紹介しておきます。

コーズ・リレーテッド・マーケティング

マーケティングの大家フィリップ・コトラーは、「コーズ・リレーテッド・マーケティング」という概念を提唱しています。
これは、事業利益の一部を社会に貢献する事業を行っている団体に寄付するなどの社会貢献を行う活動を指します。

まず、企業は社会貢献テーマを定め、ユニセフなどの関連団体と具体的な寄付の計画、連携をすすめます。
それを企業や商品のキャンペーン・プロモーションとして広く告知することになるわけです。

その結果、企業としては商品の認知度を高めるとともに、企業や商品に対して社会貢献と言うメッセージによって好感度を取り付けることができ、販売促進効果が期待できそうです。

そして、同時に企業は単独で社会貢献に取り組むだけでなく、顧客を社会貢献活動の仕組みに巻き込んで、意識啓蒙しながら参加を呼び掛け、社会問題の解決を図るメカニズムを確立することになります。

企業にとっては、これらの社会貢献活動の結果、顧客からの支持・売上向上、企業ブランドイメージの向上、ステイクホルダーからの評価など、様々な効果を得ることが期待できます。

ボルヴィックのキャンペーンとその成果

事例としては、ボルヴィックがユニセフと組んで展開しているキャンペーン「1リットル for 10リットル」プログラムが挙げられます。

これはボルヴィックの売上の一部でユニセフの活動支援を通じて、アフリカでの清潔で安全な飲料水を確保するための井戸作りおよび10年間にわたるメンテナンスを行うことを支援するプログラムです。

その結果、ボルヴィック1リットルごとにアフリカに10リットルの清潔で安全な水が誕生する計算になると活動成果を掲げています。

日本での活動は2007年に始まり、7億1224万?リットル(07年)、11億1623万リットル(08年)と順調に活動を拡大させており、同社のWebサイト上でも活動報告、現地視察レポート、映像ライブラリ他、詳細の広報活動がなされています。

さらにそれをブログパーツにしちゃっているところが素敵ですね。

この活動の結果ボルヴィックは、2007年のプログラム実施期間である7-9月の販売実績は前年比131%となり、市場の伸び率を上回る(市場の伸びは前年比115%)結果となりました。
このように、ちゃんと顧客からの評価に繋がっているところも素敵です。

そもそも、ボルヴィックの「1リットル for 10リットル」キャンペーンは、2005年にドイツでスタート(エチオピア向け)し、2006年にフランスでも展開(ニジェール向け)され、そして2007年に日本でマリ共和国支援として開始されています。

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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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