ソーシャルメディアポリシーガイドライン国内実例まとめ+情報

2010.06.03

経営・マネジメント

ソーシャルメディアポリシーガイドライン国内実例まとめ+情報

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

今日は、企業のソーシャルメディアへのかかわり方に関する話題を。国内でも、ソーシャルメディアポリシーやソーシャルメディアガイドラインの策定例が増えてきました。具体例を示しながら、ソーシャルメディアポリシーについて考えてみましょう。

・トライバルメディアハウスのソーシャルメディアガイドライン策定コンサルティング
 → http://www.tribalmedia.co.jp/service/detail.html?id=22
 (マイクロソフトの全社的ガイドライン作成事例)
 → http://www.tribalmedia.co.jp/works/detail.html?id=3

・みずほ情報総研のソーシャルメディアポリシー策定コンサルティング
 → http://www.mizuho-ir.co.jp/solution/improvement/manage/construction/smp/

・ループス・コミュニケーションズのソーシャルメディアポリシー策定コンサルティングサービス
 → http://www.looops.net/service/service04.html

ただガイドラインを作ればいいわけじゃない

ここまで情報があれば、テンプレートをベースにしたり、他社のガイドラインを参考にしたりして、自社向けのソーシャルメディアガイドラインをすぐに作れそうなものですが、もう少し考えてみましょう。3点ほど、意識しておくべき要素があります。

1点目として、ソーシャルメディアガイドラインは、あくまでも企業全体としての(ネットに関係のない全般的な)行動規範がベースにあるものです。そうした規範がまだ明確に作られていないのであれば、そちらをまず明確にするべきですし、策定するソーシャルメディアガイドラインは、全体規範を反映したものとなっている必要があります。

2点目は、ガイドラインを有効に活用するには、具体例が必須であることです。公開されているガイドラインでは省略されていますが、多くの企業では、具体的な発言例を示した想定事例や、ソーシャルメディアの理解を深めるための参考情報などが盛り込んでいます。ガイドラインの目的として「ソーシャルメディアというものに慣れていない人が安心して適切に行動できるようにする」ことを含めるのであれば、そうした具体例は必須となります。それに加えて、ガイドライン策定後に社内でセミナーやトレーニングを行うことも重要になるでしょう。

3点目は、具体的な対応ルールのアクションまで検討する必要があること。ガイドラインから外れた行動への対応を、どのタイミングでだれが判断するのか、罰則はあるのかといった点や、そのためのモニタリングなどの仕組みも考えておく必要があります。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

安田 英久

安田 英久

株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。

フォロー フォローして安田 英久の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。