今日は、企業のソーシャルメディアへのかかわり方に関する話題を。国内でも、ソーシャルメディアポリシーやソーシャルメディアガイドラインの策定例が増えてきました。具体例を示しながら、ソーシャルメディアポリシーについて考えてみましょう。
そういう人に対して、その行動がどういった意味をもち、どういった結果をもたらす可能性があるかを、わかりやすく示す意味合いが強いようです。そのため、現時点でのソーシャルメディアガイドラインなどは、ソーシャルメディアに慣れているWeb担当者にとっては自明のことが多いのです。
ソーシャルメディアガイドライン策定に役立つ情報
これからソーシャルメディアガイドラインを作ろうという人は、上記のガイドライン例に加えて、すでにオンラインで公開されている、次のような情報をうまく利用するといいでしょう。
・WOMマーケティング協議会 WOMマーケティングに関するガイドライン
→ http://womj.jp/news/2010/03/wom-2.html
・ソーシャルメディアポリシーに入れるべき10項目(和訳紹介)
→ http://www.socialmediamarketing.jp/2009/06/10-must-haves.html
インテルでは、社内関係者向けだけでなく、外部のライターやジャーナリスト向けのガイドラインも併せて策定しています。こちらは、どちらかというと口コミマーケティングのガイドライン的な側面ですね。
・インテルと契約関係にあるか、配置されている、またはインテルから報酬を受けているソーシャル・メディア専門家向けのガイドライン
→ http://www.intel.com/sites/sitewide/ja_jp/social-media-practitioner.htm
また、英語の情報になりますが、次のようなツールも便利です。
・ソーシャルメディアポリシー生成ツール「Social Media Policy Generator」
→ http://socialpolicygenerator.com/
社名を入れるとテンプレートに当てはめたソーシャルメディアポリシーを生成してくれます。
・ソーシャルメディアポリシーデータベース「Social Media Governance」
→ http://socialmediagovernance.com/policies.php
BBC、コカコーラ、シスコ・システムズ、デル、FedEx、HP、IOC、コダック、マイクロソフト、ロイター、米国の空軍、陸軍、海兵隊、海軍、ウォルマート、ヤフーなど、数多くのソーシャルメディアポリシーを収集しているサイト。
また、ソーシャルメディアのガイドラインやポリシーを策定するサービスも、何社からか提供されています。
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2009.02.10
2015.01.26
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。