AMNブログマーケティングポリシー(β)考察

2007.09.27

営業・マーケティング

AMNブログマーケティングポリシー(β)考察

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

現時点で35個のブログをネットワーク化し、バナー広告や、 ブログ・オン・ブログ広告(最新RSSフィードとロゴを掲載) 等を配信している、 「アジャイルメディア・ネットワーク」 (Agile Media Network、以下、AMN) が先日、 ブログマーケティングポリシー(β) を公開しています。

ブログを活用したマーケティングは、
現在最もホットなテーマでもありますので、
当ポリシーについてちょっと考えてみたいと思います。

さて、AMNは、

“ブロガーによるブロガーのためのネットワーク”

であり、

「ブロガーと読者と企業の会話を促進することで、
 三社を共感で結ぶカンバセーショナルマーケティングを推進する」

ことを目指しています。

この枠組みにおいて、企業側がエンドユーザー直接ではなく、
人気ブロガーとの会話を行う意味・価値があるのは、
ブロガーは、多数のエンドユーザー(読者)に対して、

・専門影響力(専門的な知識が源となる影響力)
・情報影響力(コンテンツ自体の質の高さが源となる影響力)

を駆使して、強力な影響を与えることができるからです。

ただし、

『影響力を解剖する(6)影響力の源-2』

で書いたように、
ブロガーが自らの利益誘導だけを目的として、
企業からお金をもらって「やらせ記事」を書いたりすると、
読者の反感を買い、影響力を失ってしまいます。

そうなると、企業としては、
ブロガーと会話する意味・価値がありません。

また、ブロガー自身も、
記事を書き続けるために最も重要な動機付けとなっていた

「読者の支持」(ブロガーに対する共感や理解、信用、愛情など)

が失われます。

読者としては、信頼していたブロガーが、
実は企業の提灯持ちだとわかってがっかりです。

もはやこのブロガーは信用できないと、離れていくでしょう。

この結果、ブロガーの「承認欲求」が
満たされなくなりますから、記事を書く意欲が
低下してしまいます。

もちろん、そもそも目的としていなかったのですが、
「金銭的報酬」も得られなくなります。

これは、企業、ブロガー、そして読者の3者にとって
不幸な結末ですよね。

ですから、ブログマーケティングにおいて
厳守しなければならない基本原則は、

「読者をあざむかない」

ということだと私は思っています。

さて、この基本原則に照らして、

「AMNブログマーケティングポリシー(β)」

を見てみます。

同ポリシーの大項目は次の3つです。

・報酬の有無を開示します。
・広告と編集は分離されています。
・率直で正直な意見を尊重しています。

これらは、「読者をあざむかない」ために
最低限必要なポリシーでしょう。

これらのうち、とりわけ重要なのは

「報酬の有無の開示」

です。

これがなければ、
読者をあざむく「やらせ記事」がどんどん生まれて
しまいますからね。

なお、この項目の詳細説明の中には、

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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