ツイッターの企業利用の価値は?Z会東大合格発表中継にて(後)

2010.03.14

IT・WEB

ツイッターの企業利用の価値は?Z会東大合格発表中継にて(後)

寺西 隆行
(株)Z会

ツイッターは果たして「企業」として有効活用できるのでしょうか? まぁ、「先にツイッターありき」の姿勢じゃ難しいでしょうね… 逆に、目的があれば、とても有効活用できます。 なんてことを、弊社(Z会)の話題になった事例から感じていただければ、と。

◆本投稿記事は、毎日更新中のZ会ブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。

前編の続きです、前編を御覧戴いてから下記を。

4)会話性

ツイッタラーの皆さんはお分かりだと思いますが、ツイッターは

「特定個人(あるいは複数)とのやり取りを覗き見できる」

という(結果としての)特徴があります。

この特徴を利用して、「サプライズ」であった「Z会社員の“おめでとう!”のメッセージを届ける」企画では、合格者からの声1つに、Z会社員の声を1つ「かぶせる」形で掲載しました。
当日のツイートを是非御覧下さい。
http://twilog.org/zkaipr/date-100310

このようにすることで、

・声を寄せてくれた方からすると「自分に対してメッセージがもらえた!」という擬似感覚を持つことができる。

・傍で見ている第三者からすると「Z会は1人1人に対してしっかりメッセージを届けている!なんて温かい企業なんだ!」という雰囲気を醸し出すことができる。

という効果があります。

一種のCRMですね。CRMを発揮するツールとして、企業がツイッターを使う価値はある、ということになりますでしょうか。

5)「瞬間」の「証拠」

2)の「即時性」の有効活用も大切なのですが、即時性を最大限に活用でき、クチコミを生むことができるのは

「ツイートした人が有名人か、ニュースメディアの場合」

が大半だと思います。
なので「即時性」に偏って注目して企業がツイッターを利用しても、恐らくうまく使えないのではないでしょうか。

僕はそれよりも、ツイッターは「その瞬間」を記録するメディアであり、第三者も「その瞬間」を記録している、という認知で閲覧していることに注目しました。

今回の企画で、このツイッターの特徴の利用を端的に申し上げます。

「3月10日当日、Z会が合格者の声をどんどん集め、どんどん公開し、それに対してZ会社員の声を次々と届けていく、というリアルタイムの行為が後々まで残る」

ツイログでも残っていますし
http://twilog.org/zkaipr
念のため(笑)Z会ブログにも移植して掲載しています。
http://www.zkaiblog.com/admin/archive/381

当日ではなく、後々、“受験に向けて、どんな学習手段にしようかな…。やっぱり受験生の立場に立って考えられる会社のサービスにしたいな!”と思い、いろいろ検索しているうちに、このブログにたどりついて見た方は、どんな感情になるでしょうか…?

次のページ6)顧客に「表現する」会社に!

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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