UCCがTwitterで失策→お詫び、なぜソーシャルメディアは難しいのか

2010.02.16

経営・マネジメント

UCCがTwitterで失策→お詫び、なぜソーシャルメディアは難しいのか

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

今日は、ソーシャルメディアへの企業の取り組みについて、ある事件をとりあげて考えてみます。UCC上島珈琲が、Twitterを使ったPR活動でスパム的な行為をし、お詫び文を出すまでに至った件です。

ソーシャルメディアの作法をだれが理解しているのか

今回のbot利用もそうですが、ソーシャルメディアという世界では、だれもルールを教えてくれません。ソーシャルメディアという(比較的)新しい場には、マスメディアとは違う空気があり、「それをやっちゃダメだろう」「それはあり得ない」の線もまた異なります。

既存の広告ならば、テレビ局の審査があり、経験豊かな広告代理店の人が「やってはいけないこと」を教えてくれます。「ふつうのやり方」でやっていれば、マズいことは流れのどこかでストップされる仕組みができているのです。だからホラー映画の宣伝であっても残酷すぎるシーンがお茶の間に流れることはありません。

でも、ソーシャルメディアで何をしてはいけないかは、明文化されたものはありません。あくまでも場の空気や常識で存在しているだけなのです。総合広告代理店のマネージャーがその常識を把握しているとは限らないのです。化学薬品の取り扱いなら危険物取扱者の免状をもっているかどうかを確認すれば済みますが、ソーシャルメディアの常識を理解しているかどうかを判断できる方法はありませんからね。

現状ではソーシャルメディア企画の運用までぜんぶ広告代理店に任せている場合もあるようですが、ソーシャルメディアという場の本質からいうと、企業の担当者が自ら聞き自ら語るべきものです。個人的には、前述のように個人としてソーシャルメディアの世界に触れることで、企業側の担当者がその空気を理解できるようになっておくべきだろうと考えます。そうすれば、場にそぐわない企画にはおのずとNGを出せるようになっていくでしょうから。

みなさんは、Twitterをはじめとするソーシャルメディアとのかかわり、どう考えられますか? あなたもひとつコーヒーでも飲みながら考えてみましょう。

※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
元記事:UCC上島珈琲がTwitterで失策→お詫び、なぜソーシャルメディアは難しいのか
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